セキスイハイムの坪単価の解説とデータ分析をもとに住宅価値を公開!

セキスイハイムの坪単価の解説とデータ分析をもとに住宅価値を公開!

セキスイハイムは、テレビCMでもおなじみで知名度も人気も高いですが、設定された坪単価は価値に見合っているのでしょうか。
この記事では、商品別の坪単価を紹介したあと、セキスイハイムの坪単価の適正さをデーターから分析していきます。

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セキスイハイムの坪単価解説とデータ分析

このページの目次

セキスイハイム 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

セキスイハイムの坪単価は、約61.7万円~100.1万円

 

セキスイハイムは、平屋~3階建てまで幅広く対応していますが、坪単価の価格範囲は比較的せまいハウスメーカーです。

 

3階建ては、坪単価100万円を超えることもありますが、2階建てなら坪単価90万台までに収まる施主が多いといわれています。

 

セキスイハイムは、テレビCMでもおなじみで知名度も人気も高いですが、設定された坪単価は価値に見合っているのでしょうか。

 

以下の記事では、商品別の坪単価を紹介したあと、セキスイハイムの坪単価の適正さをデーターから分析していきます。

 

下記の記事を読むことで

 

・セキスイハイムの商品別の坪単価

 

・セキスイハイムの坪単価は適正な設定になっているのか

 

・大手ハウスメーカーとセキスイハイムの「データ分析」比較から分かった”セキスイハイムの価値”

 

 

が分かります。

 

 

セキスイハイムの「商品ごとの種類・構造」と「坪単価」一覧

 

セキスイハイム鉄骨2階建て
商品名 坪単価(目安) 構造
ドマーニ【DOMANI】 70.3万円 ~94.8万円 鉄骨ユニット構造
パルフェ【Parfait】 69.2万円 ~90.2万円 鉄骨ユニット構造
パルフェbjスタイル【Parfait-bj style】 64.8万円 ~80.2万円 鉄骨ユニット構造
スマートパワーステーションFR【SmartPowerStation-FR】 65.0万円 ~85.3万円 鉄骨ユニット構造
スマートパワーステーションGR【SmartPowerStation-GR】 65.8万円 ~86.0万円 鉄骨ユニット構造
スマートパワーステーションアーバン 61.7万円 ~77.4万円 鉄骨ユニット構造

 

 

セキスイハイム木造2階建て
商品名 坪単価(目安) 構造
グランツーユーV【GRAND TO YOU-V】 64.9万円 ~90.1万円 木造ユニット構造 

 

 

セキスイハイム鉄骨3階建て
商品名 坪単価(目安) 構造
デシオ【DESIO】 74.9万円 ~100.1万円 鉄骨ユニット構造

 

 

セキスイハイム鉄骨平屋建て
商品名 坪単価(目安) 構造
そだての家 65.8万円 ~81.9万円 鉄骨ユニット構造
たのしみの家 73.3万円 ~95.1万円 鉄骨ユニット構造
楽の家(鉄骨造) 66.2万円 ~86.8万円 鉄骨ユニット構造

 

セキスイハイム木造平屋建て
商品名 坪単価(目安) 構造
楽の家(木造) 65.7万円 ~87.4万円 木造ユニット構造

 

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セキスイハイムの鉄骨系2階建て住宅の坪単価

 

ドマーニ【DOMANI】 坪単価【70.3万円 ~94.8万円】

ドマーニ 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,844万円 94.8万円
35坪 3,171万円 90.6万円
40坪 3,460万円 86.5万円
45坪 3,712万円 82.5万円
50坪 3,895万円 77.9万円
55坪 4,064万円 73.9万円
60坪 4,218万円 70.3万円

 

ドマーニはセキスイハイムの最高級住宅。

 

セキスイハイムはフラット屋根のイメージが強いですが、次に紹介するパルフェの傾斜屋根つきバーションがドマーニとなります。

 

ドマーニの坪単価が高い理由は、

 

1.傾斜屋根部分の構造ユニットを追加していること。

 

2.傾斜屋根を利用した小屋根裏部屋(コンファティック)の設置。

 

3.タイル、屋根などの外装材、床フロアー、建具などの内装部分がすべての種類から自由に選べて、好きなデザインにできる。

 

ことが挙げられます。

 

傾斜屋根部分は三角構造のユニットを追加するため、フラット屋根(陸屋根)のパルフェよりも坪単価は高額になっています。

 

ドマーニで建てる人は、コンファティックと呼んでいる小屋根裏部屋をつくることが多いので、必然的に坪単価も上がってしまうのです。

 

切妻屋根の部分をいかして最大天井高さ2.5m、広さ8畳の空間の屋根裏部屋を作れるので、趣味の部屋、寝室、ホームシアターなどプラスαの空間として使えることが魅力です。

 

セキスイハイム 屋根裏部屋
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

ただ、屋根裏の熱ごもり、屋根の断熱性が甘いことから、真夏はかなり熱い空間になるので、コンファティック内に個別にエアコンを付けるなど考えなければいけないところが注意点です。

 

ドマーニは、セキスイハイムの最高級住宅に位置づけられているだけに、外装材、内装材がセキスイハイムで取り扱う建材で、自由選択できます。

 

特に、外壁材はタイル外壁、ジオマイト外壁、レリーフ外壁などすべての種類から選択できることが好評のようです。

 

セキスイハイム タイル外壁 種類
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

ドマーニで建てる人の多くが、高額であるタイル外壁を採用されるので、結果として坪単価を上げている原因にもなっています。

 

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パルフェ【Parfait】 坪単価【69.2万円 ~90.2万円】

パルフェ 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,706万円 90.2万円
35坪 3,042万円 86.9万円
40坪 3,340万円 83.5万円
45坪 3,600万円 80.0万円
50坪 3,770万円 75.4万円
55坪 3,949万円 71.8万円
60坪 4,152万円 69.2万円

 

パルフェはドマーニと並ぶセキスイハイムの代表的な住宅です。

 

ドマーニの傾斜屋根をなくしたものパルフェと考えても良いでしょう。

 

なので、ドマーニと同様、外装材、内装材もセキスイハイムで取り扱う建材はすべて選択できるので、デザインの自由性は上がります。

 

ドマーニとの違いは、パルフェは傾斜屋根の代わりにステンレス素材のフラット屋根(陸屋根)を使っています。

 

パルフェ ステンレス屋根
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

サビや腐食に強く、海沿いなど塩害の地域でもサビの進行は100年に0.2mm以下といわれているほど、耐食性は高いのです。

 

さらに、一般的な住宅のフラット屋根は雨漏りの心配がありますが、パルフェのステンレス屋根は、ボルトを使わず、つなぎ目を作らない折り重ね式なので雨漏りの心配はありません。

 

メンテナンス性の高いステンレス屋根なので、当然、パルフェの坪単価も上がる原因となっています。

 

また、2018年7月に販売開始された新型パルフェは、ドマーニのお株をうばうかのような屋根裏利用(コンファティック)も可能となりました。

 

パルフェ 屋根裏部屋
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

コンファティックを採用する場合は、フラット屋根の一部に片流れ屋根を追加する形で、外観上も後に紹介する「bjスタイル」のようになります。

 

パルフェ 屋根裏部屋 パルフェ 屋根裏部屋

「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

ただ、コンファティックをドマーニのような一つの部屋として利用するには狭いので、実際は収納やロフトとして利用することになるでしょう。

 

パルフェのほうがドマーニよりも気密断熱性が若干高いことや、ドマーニの小屋根裏部屋の設置が高額なこと、また若干パルフェの方が坪単価が低いことなどから、セキスイハイムで建てる人の多くはパルフェを選択されるといわれています。

 

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パルフェbjスタイル【Parfait-bj style】 坪単価【64.8万円 ~80.2万円】

パルフェbjスタイル 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,406万円 80.2万円
35坪 2,692万円 76.9万円
40坪 2,988万円 74.7万円
45坪 3,263万円 72.5万円
50坪 3,415万円 68.3万円
55坪 3,636万円 66.1万円
60坪 3,888万円 64.8万円

 

パルフェbjスタイルは、フラット屋根(陸屋根)の住宅。

 

パルフェよりも外壁材や設備、内装の選べる範囲を少なくした、坪単価を抑えた住宅商品です。

 

タイル外壁も採用できますが、ラスティックタイルの一部、Sラティスタイルのみなど選べるデザインに制限がありますので、インテリアにこだわったり、見た目を最優先に重視する人には向きません。

 

bjタイル外壁
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

ただ、ドマーニ、パルフェというセキスイハイムの最高級住宅との構造や耐久性能の違いは、ほぼ同じ。

 

ボックスラーメン構造で鉄骨柱の材質も耐震性も同等だし、設備については太陽光発電、快適エアリーという空調設備もオプションで付けられる。

 

またタイル外壁、ステンレス製屋根を採用すればメンテナンス性もパルフェと同じと捉えてよいでしょう。

 

もちろん、パルフェに近づけようとオプション追加をすれば坪単価もハネ上がりますが、

 

それを考えても、デザイン面など少し自由度で妥協すれば、セキスイハイム最高ランク同等の住宅を、坪単価をおさえて建てられるので、コスパは最強。

 

どうしても予算が合わないという人でも、外壁材のランクを落としたり、設備でうまく調整すれば、お安くお得に建てられる住宅。それがパルフェbjスタイルなんです。

 

個人的には、パルフェbjスタイルには屋根の一部に傾斜屋根(三角部分)がありますが、パルフェのようにコンファティック(小屋根裏)利用ができないところが残念です。

 

「セキスイハイムで建てたい!でも予算が心もとない。」

 

パルフェbjスタイルは、そのような人にピッタリの住宅商品ですね。

 

 

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スマートパワーステーションFR【SmartPowerStation-FR】 坪単価【65.0万円 ~85.3万円】

スマートパワーステーションFR 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,559万円 85.3万円
35坪 2,867万円 81.9万円
40坪 3,140万円 78.5万円
45坪 3,375万円 75.0万円
50坪 3,570万円 71.4万円
55坪 3,729万円 67.8万円
60坪 3,900万円 65.0万円

 

スマートパワーステーションは、太陽光発電を利用することによって、電気代を大幅に抑えることが出来る住宅商品

 

年間を平均して、電気代をほぼゼロにすることも可能な住宅なんです。

 

スマートパワーステーションでも『FR』がついているこのタイプは、フラット屋根(陸屋根)のもの。

 

屋根がまっ平らなので、方位を気にすることなく太陽光発電を最大限に乗せることが可能です。

 

スマートパワーステーションFR 屋根
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

パネルを隙間なく、全面に設置出来る屋根構造なので、建坪が小さい家でも8kwから10kw程度乗せることができ、発電効率に無駄がありません。

 

次に紹介する傾斜屋根タイプのスマートパワーステーションGRよりも太陽光発電の搭載量は上なんです。

 

大容量ソーラー、HEMS(スマートハイムナビ)、蓄電システム(e-Pocket)の3点セットを標準として、エネルギーの自給自足を目指すものとして販売されています。

 

スマートパワーステーションFR 特徴
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

今の時代に合ったエコな住宅で、光熱費などランニングコストも抑えられる。

 

さらにタイル外壁も制限なく選択できてメンテナンスコストも軽減できるのに、最高級住宅のドマーニ、パルフェと同等の耐震性能をほこります。

 

ここまで聞くと坪単価は相当高いと想像できますが、セキスイハイムの中でもかなり坪単価を抑えた住宅です。

 

その理由は、内装、設備、建具など採用できる選択肢をある程度、制限して規格化(パッケージ化)しているからなんです。

 

つまり、決まった建材、設備部材を一括大量発注することで、コストダウンをしているということです。

 

具体的には、間取りの中に不要な柱が出てきたり、ドア建具、お風呂などのタイプが自由に選べなかったり、屋外サッシの色などが選べなかったりするので、妥協しなければならないケースもでてきます。

 

ただ、それらを気にしなければ、快適エアリーも全館に対応することも可能ですし、予算に合わせてタイル外壁やサイディングも選択できるので、かなりのコスパの高い商品には間違いありません。

 

少しに気になる点は、太陽光発電と蓄電池の搭載が必須であるということ。

 

スマートパワーステーションのコンセプトが自給自足のできる家なので仕方がありませんが、これによって坪単価を大幅に押し上げることになりそうです。

 

屋根一面に太陽光発電を設置することが前提なので、屋上利用ができないところも注意点です。

 

スマートパワーステーションFR 外観
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

また、太陽光発電を目いっぱい乗せる目的で、前面のみ屋根の庇(ひさし)を長めにはりだすタイプになるので、住宅を横からながめた時の外観デザインを気にされる人もおられるかも知れませんね。

 

 

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スマートパワーステーションGR【SmartPowerStation-GR】 坪単価【65.8万円 ~86.0万円】

スマートパワーステーションGR 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,580万円 86.0万円
35坪 2,884万円 82.4万円
40坪 3,128万円 78.2万円
45坪 3,375万円 75.0万円
50坪 3,550万円 71.0万円
55坪 3,740万円 68.0万円
60坪 3,948万円 65.8万円

 

スマートパワーステーションGRは、スマートパワーステーションFRの傾斜屋根付きバージョン

 

屋根の形状は寄棟(よせむね)ですが、通常の寄棟とは少し違って、屋根の頂上だけ平らなんです。

 

スマートパワーステーションGR 屋根
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

スマートパワーステーションGRはフラット屋根ではないので、スマートパワーステーションFRよりも太陽光発電の乗せられる量は少ないです。

 

少ないと言っても、建坪30坪でも10kw程度は搭載できるので、それほど気にならないでしょう。

 

これは、最大限に太陽光発電を乗せられるよう、2階のテラス部分の庇を長さ3m程度まで、はり出せるようになっているからです。

 

太陽光発電を搭載する上での注意点として、太陽光パネルを屋根の1面1面ごとにのせる方向を選択できますが、日があたりにくい北側の屋根にはパネルを乗せられないことですね。

 

でも、スマートパワーステーションGRの傾斜屋根にはメリットがあります。

 

それが、傾斜屋根の部分のスペースをいかして小屋根裏(コンファティック)として利用できることです。

 

スマートパワーステーションGR 屋根裏部屋
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

逆にデメリットは、傾斜屋根部分をプラスαするために、スマートパワーステーションFRよりも坪単価が上ってしまうことですね。

 

あとは、スマートパワーステーションFRと同じく、太陽光に興味がなくても、太陽光発電と蓄電池を付けなくてはいけません。

 

当然、坪単価がアップすることになるので注意してください。

 

大体、8kwから9kwの太陽光発電と蓄電池の搭載で、プラス320万円程度は見ておいた方がよいでしょう。

 

タイル外壁の種類を制限なく選択できるところも、スマートパワーステーションFRとまったく同じなので、違いとしては、屋根があるか無いかという外観デザインが大きなところです。

 

 

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スマートパワーステーションアーバン【SmartPowerStation-Urban】 坪単価【61.7万円 ~77.4万円】

スマートパワーステーションアーバン 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,322万円 77.4万円
35坪 2,594万円 74.1万円
40坪 2,832万円 70.8万円
45坪 3,038万円 67.5万円
50坪 3,270万円 65.4万円
55坪 3,482万円 63.3万円
60坪 3,702万円 61.7万円

 

スマートパワーステーションアーバンは、スマートパワーステーションシリーズの坪単価を抑えた安価バージョン

 

キッチン、洗面、トイレ、お風呂など設備が、他のスマートパワーステーションより制限されていたり、天井高が2.4mしか選択できないので、内装インテリアのデザインなど、こだわりを持っている人には向かないでしょう。

 

ただ、外観は一定の自由度がみられ、外壁タイルはもちろん、ジオマイト外壁、レリーフウォール外壁も採用できるので、予算に合わせた調整ができるところが嬉しいです。

 

スマートパワーステーションアーバン 外壁
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

また、スマートパワーステーションアーバン独特の工法、「シフトジョイント工法」は構造ユニットをずらして庭スペースをつくったり、家族のプライベート空間をつくったり、さらに風通しや太陽の日当たりを考えた間取りをつくることができるので、魅力に感じます。

 

スマートパワーステーションアーバン シフトジョイント
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

セキスイハイムの家は、構造ユニットの形状により、どうしてもサイコロのような四角い家になりがち。

 

それを避けようと外観上、凹凸のある家をつくろうと思うと、ユニットをさらに追加して組み合わせるという工事が必要になってきます。

 

そうなると、追加ユニットの工事費が膨大になるので、泣く泣く四角い家にせざるを得ない施主さんが多かったといわれます。

 

スマートパワーステーションアーバン シフトジョイント
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

しかし、シフトジョイント工法は、ユニットを少しずらすことで、小さな費用で、凹凸のあるカッコよく、センスの良い外観に仕上げることができるんですね。

 

ユニットを少しずらすだけで、このような大きなメリットが生まれるのならば、スマートパワーステーションアーバンだけでなく、早く他の商品にも採用できるようにしてもらいたいものです。

 

ところで、このスマートパワーステーションアーバン、他のスマートパワーステーションシリーズよりも坪単価が安く抑えられている大きな理由は、太陽光発電が多くのせられないことが原因です。

 

スマートパワーステーションFRやスマートパワーステーションGRは太陽光パネル10kw程度を乗せられるのに対し、スマートパワーステーションアーバンは、5.76kW程度の推奨となっています。

 

スマートパワーステーションFRやスマートパワーステーションGRは、屋根の庇を延ばすことができるので、大容量の太陽光パネルを乗せることができますが、スマートパワーステーションアーバンは、庇を延ばすことができない。

 

なので、5kW~6kw程度の容量しかのせられないんですね。

 

大容量の太陽光パネルが乗せられないことが、幸か不幸か、スマートパワーステーションアーバンをお安く、ざっくり他のスマートパワーステーションシリーズと比べて100万円ほどの差が生まれています。

 

スマートパワーステーションアーバンは、現在のところ、構造ユニットをずらす工法「シフトジョイント工法」ができる唯一の住宅であることから、限られたユニットサイズしか選択できないといわれています。

 

ユニットをずらすことは、構造上、少なからず耐震性が低くなってしまうために、使用できるユニットに制限をかけざるを得なかったのでしょう。

 

また、スマートパワーステーションアーバンは都市型専用の狭小間口にも対応した住宅なので、建坪35坪までの広さで建てられる人が多いことが特徴です。

 

建坪が小さい住宅の方が耐震性に優れている傾向があるため、スマートパワーステーションアーバンはシフトジョイント工法との相性が良かったのかもしれませんね。

 

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セキスイハイムの木造系2階建て住宅の坪単価

 

 

グランツーユーV【GRAND TO YOU-V】 坪単価【64.9万円 ~90.1万円】

グランツーユーV 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,703万円 90.1万円
35坪 3,007万円 85.9万円
40坪 3,268万円 81.7万円
45坪 3,488万円 77.5万円
50坪 3,645万円 72.9万円
55坪 3,762万円 68.4万円
60坪 3,894万円 64.9万円

 

セキスイハイムの木造系住宅、グランツーユーの最新バージョンがこの『グランツーユーV』です。

 

2×6工法の木造住宅で、基本的な住宅性能は、従来からのグランツーユーとさほど変わらないのですが、大きな変更点は、

 

・従来比1.2倍の太陽光発電を搭載可能としたことや蓄電池を付けることで、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様に対応しやすくなった。

 

・構造ユニットの各コーナー部分に、金物で接合することで従来より、耐久性を高めた。

 

・従来は現場で施工していた天井や間仕切り壁や建具、設備などが、工場内施工で取り付け可能となった。

 

といったところです。

 

グランツーユーは、木造では珍しく、工場内で80%以上を施工し、運搬したあと、現場で残り20%を完成させる手法をとっています。

 

グランツーユー 工場生産
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

一般的な住宅は、現場施工がほとんどで、人間の手で施工されるため、釘の打ちミスや接合のズレがとても多く発生するといわれています。

 

一方、工場内での生産は、おもにロボットが精度高めに施工するため、失敗はほとんどありません。

 

なので、工場内での施工は、欠陥住宅を避けられる可能性がとても高いのです。

 

グランツーユーVは、従来のグランツーユーに加えて天井や間仕切り壁や建具、設備などが、新たに工場内で取り付け可能となったので、さらに施工精度が高い住宅になったと言えますね。

 

また、上記のとおり、現場施工の工程数を減らすことで、人件費のカットが出来たことにより、2×6工法の割には坪単価を低めに設定されています。

 

品質が高い住宅を、お安く手に入れたい、今の若い世代層に合わせた住宅商品ということで、グランツーユーVの建物本体価格は2,000万円前後と設定しているところがポイントです。

 

でも、一番ニーズが多い2,000万円前後という費用設定も、あくまで標準仕様の話。

 

オプション追加をすると、坪単価は思った以上に上昇します。

 

例えば、ラウンド型ポーチ、ボウウィンドウ 、ティンバートリムウィンドウといったアクセントのある間取り、外観を採用したり、タイル外壁、空気工房プラス、小屋根裏収納、太陽光発電+蓄電池などを付けると、坪単価90万円超えも珍しくありません。

 

グランツーユー ボウウインドウ
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

グランツーユー 外壁
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

費用目安

 

太陽光4.54kw+蓄電池4kw:220万円程度

 

総タイル外壁(TOTO フォレストサイド):140万円程度

 

空気工房(熱交換つき換気機能):60万~80万円程度

 

空気工房プラス(熱交換つき換気機能+冷暖房除湿機能):100~150万円程度

 

「空気工房を付けなければグランツーユーで建てる意味がない!」「ボウウィンドウがない家はグランツーユーでない!」というセキスイハイム営業マンの押しもあって、必要最低限な家で良いという人を除いて、建物本体価格2,000万円で建てることは、あまり現実的でないというのが私の感想です。

 

私のおすすめは、総タイル外壁です。

 

グランツーユー 外観
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

 

磁器タイルは、5種類から選択できて、色も各5~6色あります。

 

ちなみに1階と2階で2色のはり分けも出来ますし、左右でのはり分けもできます。

 

タイルは重量があり、木造に適していないとされていましたが、グランツーユーVは2×6工法で耐震性に優れていることから、可能となっているんですね。

 

磁器タイル外壁はメンテナンス費がお安くすむので、初期費用が高くても、長期間のトータルで見ればコストを大幅に抑えられるので、多少ムリをしても付けておいて後悔しません。

 

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セキスイハイムの鉄骨系3階建て住宅の坪単価

 

デシオ【DESIO】 坪単価【74.9万円 ~100.1万円】

デシオ 坪単価
「セキスイハイムHPより:https://www.sekisuiheim.com/」

 

【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 3,003万円 100.1万円
35坪 3,353万円 95.8万円
40坪 3,664万円 91.6万円
45坪 3,938万円 87.5万円
50坪 4,165万円 83.3万円
55坪 4,351万円 79.1万円
60坪 4,494万円 74.9万円

 

デシオはセキスイハイムの鉄骨3建ての住宅。

 

パルフェを3階建てにしたものと考えるとイメージが付きやすいですね。

 

外壁もタイル外壁、ジオマイト外壁、レリーフ外壁と予算に応じて採用できます。

 

屋根もステンレス素材を選択できるので、メンテナンス性も抜群で管理コストを抑えます。

 

デシオは、エネルギーの自給自足をめざすZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)断熱仕様を3階建てで標準化していることがセールスポイントとされていて、太陽光発電7.68kW、蓄電池12kWhなどを組み合わせて光熱費を80%減らすことが理論上できるとされているんですね。

 

使用されている断熱材も、天井断熱材の厚さ200mm、基礎断熱材の厚み100mm、幅350mmとUA値 0. 54W/ ㎡ kという省エネルギー性能も申し分がない。

 

デシオ 断熱材
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大部分を工場生産で行い、あらかじめ断熱材も仕込んでくるので気密性も高めることが出来るし、施工精度も高い基準が維持できることが強みです。

 

制振装置のTMDも標準で装備され、3階という揺れやすい弱点もカバーしているし、全館空調の快適エアリー、さらに床と階下の天井との間に放熱シートを敷いて、そこに温水を循環させる「床あったかシステム」も追加できます。

 

デシオ 床あったかシステム
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『制振装置のTMD』

 

天井裏に設置されたおもりが、揺れる力と逆方向に揺れることで、建物自体の揺れを抑える。

 

地震時だけでなく、日ごろの生活で、付近の道路を走る車の振動や突風時などの大きな揺れを抑えることのできる制振装置

 

デシオ 制振装置
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3階建ては、上層階と下層階の温度差がありますが、特にセキスイハイムでは快適エアリーだけでは上層階の温度管理が不十分という声も聞こえてきます。

 

そこで、2階以上でも足元が暖かく、快適に過ごせる「床あったかシステム」という冬場の工夫がされているのです。

 

デシオ 床あったかシステム
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以上のように、デシオはパルフェ同様、完璧に近い住宅という印象を持ちますが、3階ならではのデメリットもたくさん存在します。

 

それは、

 

・1階と3階の温度差が大きくなりやすいので、1階から3階まで心地の良い温度の空気が行き渡るように全館対応の快適エアリ―が必須となること。

 

・2階と比べて3階というフロアーが一つ増えるので建築費が上がり、工期が若干伸びることで人件費もアップ。

 

・2階と比べて足場を3階分まで組まなくてはいけないので、設置費用や作業費も大きくなる。(新築、補修時同様)

 

上記を考えると、将来的なメンテナンスを考えた場合は、オプション追加をしてでも、外壁タイル、ステンレス屋根を追加し、階層の温度差を無くすために、1階だけでなく全館をカバーできる空調タイプの快適エアリーは欲しいところです。

 

そこに、必須とはいいませんが、日々の光熱費をお安くしようと太陽光発電や蓄電池を採用すると、坪単価は大きくハネ上がることになります。

 

ただ、デシオを建てる理由として、面積の小さい土地で建てざるを得ないお客さんも多く、2階建てとしては居室が狭くなることを考慮し、3階建てにしたいと考えるケースがあります。

 

その場合、セキスイハイムの特徴として、ユニット工法ならではの短工期、工場内生産のメリットである人件費削減という強みが生かされることになるので、いくぶんか他の大手メーカーで見られる3階建て住宅よりは、坪単価を抑えることが出来ます。

 

例えば、面積の小さい土地で建てる場合、基礎面積や屋根面積、外壁面積は小さくなるので、その分費用は安くなりますよね。

 

そこに、セキスイハイムの場合、現場での施工は極力少なくしているので、大工さんの手間をそれほどかけることなく工期も短く施工できる。

 

条件の悪い現場で、床、外壁設置、釘打ちやボルト締めでの接合、断熱材の仕込みなどを、1階、2階のみならず3階も作業するとなると、かなりの手間だし、人件費も高そうです。

 

セキスイハイムのユニット工法は、工場内でおもにロボットにより家を作ってから現場へ運搬するため、3階建てであっても、かなり負担を軽減できますし、経費も削減できることがイメージできますよね。

 

デシオ 工場内生産
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セキスイハイムの3階建てを検討するなら、坪単価を比較的抑えた、『デシオアーバン』という敷地対応力の高い住宅商品もあるので、検討してみるのも良いかもしれません。

 

『デシオアーバン』

 

都市部など土地の面積、約18坪~36坪という比較的小さい土地に建てたい方を主な対象として、建物間口の狭い(間口6m以下)敷地でも対応できる商品として販売している住宅

 

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セキスイハイムの鉄骨系平屋建て住宅の坪単価

 

そだての家 坪単価【65.8万円 ~81.9万円】

そだての家 坪単価
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【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,457万円 81.9万円
35坪 2,741万円 78.3万円
40坪 3,028万円 75.7万円
45坪 3,263万円 72.5万円
50坪 3,515万円 70.3万円
55坪 3,691万円 67.1万円
60坪 3,948万円 65.8万円

 

そだての家は、セキスイハイム鉄骨系「パルフェ-bjスタイル」の平屋建てバージョン。

 

30~40歳代の子育て世帯をターゲット層として、子どもの成長や家族コミュニケーション、主婦の使い勝手など利便性を考えた間取りを目指すという住宅です。

 

そして特徴はつぎのとおり。

 

・子供に快適な室温環境とキレイな空気を提供し、健やかに育めることを意識して、快適エアリーを標準装備している。

 

・ステンレス屋根(フラット屋根部分)などメンテナンスを軽減できる素材を選択できる。

 

・片流れ屋根を生かして「コンファティック」(小屋根裏部屋)も採用できる。

 

・磁器タイル、通常のサイディング以外にも、深い彫りによる陰影感がカッコいい!全8色から選べるジオマイト外壁が採用できる。

 

・大規模自然災害の発生時でも対応できるように、太陽光発電、蓄電池のほか基礎内の床下スペースを利用し「飲料水貯留システム」の設置対応可能

 

上記のとおりですが、平たく言えばパルフェ-bjスタイルの1階建てという位置づけなので、パルフェ-bjスタイルで出来ることは、全てできると考えてもらっても差し支えないでしょう。

 

パルフェ-bjスタイルはセキスイハイムの住宅の中で、コスパがよく、お買い得なランクに入るので、その平屋である「そだての家」も坪単価としては抑えぎみになっています。

 

ただ、いくらお買い得とはいえ、ステンレス屋根と外壁総タイル貼り、小屋根裏、防災対策設備として太陽光発電、蓄電池、飲料水貯留システムをすべてオプション追加すると、相当な高い坪単価になります。

 

飲料水貯水システム
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さらに、標準装備されている快適エアリーもコストを押し上げている要因となっているので、必要な設備、不要な設備をよく考えて採用することが大切です。

 

また、平屋の特徴として、

 

・1階だけでゆったり暮らせるスペースが必要となるため、広い敷地で建てること。

 

・近隣に2階建てがあれば、プライバシーの確保から視界をさえぎる工夫が必要になること。

 

・1階建ては、宅内に侵入されやすいことから、防犯面の対策が必要になってくる。

 

上記の点からも、2階建て以上の建築費用になる可能性もあり、予算に余裕を見ておくことが大事です。

 

そだての家は、特に、地方での子育て世代で、平屋建てニーズが高まってきているという、セキスイハイムの調査結果を反映させて、販売開始されたものです。

 

なので、間取りは、部屋と部屋、屋内と屋外、どこにいても声が通りやすく、会話が弾み、家族のコミュニケーションがスムーズに行えるよう配慮されている。

 

また、屋外との距離が近い平屋のメリットを生かして、庭で野菜を育てたり、ペットと遊ひやすい間取りプランを用意したりと子どもの感性を育てやすいように設計されています。

 

セキスイハイム そだての家
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子育てがスムーズにできるような間取り設計は、そだての家以外でも、もちろん可能です。

 

ですが、そだての家はこういったコンセプトで住宅を提供されているので、あらかじめ用意されている間取りも、

 

・子どもの健康

 

・規則正しい生活リズムと豊かな感性の育成

 

・家族間のコミュニケーションをとりやすい

 

・便利で効率的な収納の配置

 

などをメインとしたプランが多いのです。

 

 

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たのしみの家 坪単価【73.3万円 ~95.1万円】

たのしみの家 坪単価
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【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,853万円 95.1万円
35坪 3,178万円 90.8万円
40坪 3,464万円 86.6万円
45坪 3,713万円 82.5万円
50坪 3,945万円 78.9万円
55坪 4,175万円 75.9万円
60坪 4,398万円 73.3万円

 

たのしみの家は鉄骨系セキスイハイムのドマーニをベースにした平屋建て住宅。

 

ドマーニは外壁や内装、建具などセキスイハイムが取りあつかう建材の種類、すべてから選択できる最高級グレードの住宅なんです。

 

そういうことから「たのしみの家」の坪単価は高めに設定されています。

 

「たのしみの家」で建てる方は、傾斜屋根をいかしたコンファティック(小屋根裏部屋)をつくったり、外観デザインにこだわり全面磁器タイル貼りを採用したりと、少々豪華にオプション追加をする傾向があるといわれています。

 

セキスイハイム たのしみの家
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また、セキスイハイムで建てるからには目玉設備である快適エアリーも追加し、太陽光発電、畜電池も欲しいとなることも多いそう。

 

夫婦2人暮らしや、子育て期を終えた夫婦(40代後半~60歳)を対象としている住宅だけあって、多少お金に余裕のある層に人気のある商品となっているからなのかも知れません。

 

平屋は、敷地の広さに余裕があること、プライバシー対策、防犯管理に加え、基礎が大きなること、地盤改良費、屋根の施工面積が大きくなるなどで、延べ床面積の割には建築費が大きくなることが特徴。

 

そうなると、2階建てよりも坪単価が高くなってしまう可能性もあるので、注意しましょう。

 

ただ、将来的なメンテナンス費は2階建てよりもお安くなるので、その点は有利ですね。

 

前述した「そだての家」は、外壁の種類や内装であつかえる建材の種類に制限があるので、外観、内観のデザインにこだわりたいという方は、「たのしみの家」をおススメします。

 

 

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楽の家 坪単価【66.2万円 ~86.8万円】

楽の家 坪単価
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【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,604万円 86.8万円
35坪 2,912万円 83.2万円
40坪 3,144万円 78.6万円
45坪 3,375万円 75.0万円
50坪 3,570万円 71.4万円
55坪 3,784万円 68.8万円
60坪 3,972万円 66.2万円

 

楽の家は、木造・鉄骨系共に用意されている中高齢層をターゲットにした住宅で、気持ちだけでなく生活する上で身体もラクになるような設計に工夫があります。

 

セキスイハイム 楽の家
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もちろん、若年層夫婦向けに対応するスタイルもあり、共働きの人でも家事がしやすいような工夫を取り入れているのが特徴です。

 

例えば、鉄骨系、木造系共通して下記のような工夫がされています。

 

・浴室の掃除を楽にする為、浴槽に親水コーティング加工をすることで、シャワーを当てるだけで汚れやヌメリを落とせる「らくりーんコート浴槽」が標準装備

 

・便器の表面をなめらかにして、水流のみで汚れを洗い落とせる加工をすることで、トイレの掃除を楽にする仕様を標準装備。

 

・レンジフードを約月1回の自動フィルター洗浄にすることで、約10年間フィルターを取り外さずに掃除ができる仕様が標準。

 

・屋外玄関灯には長寿命のLED照明を標準採用とし、交換の手間が省けるようにしている。

 

また、設備だけでなく、間取り設計についても次のような工夫がされています。

 

・必要な居室は作りつつ、ムダな空間を省くというコンパクト設計を生かし、屋内の導線を短くすることで、家事や掃除など身体に負担がかかりにくい設計としている。

 

・リビングやダイニングには子供が勉強できるスペースが設けられており、親が料理など家事をしながら、子供の様子を見渡せる設計。

 

・子供が成長した際には、リビングなどの勉強スペースを収納場所やキッチンカウンターに変更し活用できる柔軟な設計。

 

・余白スペースをうまく本棚スペースに代えたり、大き目の収納、広めの玄関を取り入れるなどし、子育てがしやすいように配慮。

 

このように楽の家は、いかにラクして暮らせるかという面にフォーカスしており、設計されているということです。

 

また、宅内の温度差で身体に負担をかけるヒートショックを抑えるために、鉄骨なら快適エアリー、木造なら空気工房を標準搭載しています。

 

セキスイハイム 楽の家
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太陽光発電システムは標準搭載されていないこと、外壁は磁器タイルではなく、SFCボードを標準採用しているので、他の平屋住宅に比べて坪単価は抑えぎみとなっています。

 

ただ、太陽光発電や蓄電池、磁器タイル、コンファティックなどをオプション追加していくと、「そだての家」、「たのしみの家」など他の平屋建てと同じようなランクの坪単価になってしまうので注意が必要です。

 

楽の家は、家事をラクにする設備が標準装備されているところが嬉しいポイントですが、これが返って坪単価を上げている原因になっているのではないかと気にされる方がおられるかも知れません。

 

でも、少しでもコストをさげる目的で、これらの家事ラク設備をやめて、代わりにランクをさげた設備を採用しても、さほど坪単価は下がらないことに注意してください。

 

これは楽の家に限ったことではありませんが、標準装備されている設備などは、ある程度パッケージ化されていて、あらかじめ、かなりお安く追加されているものです。

 

なので、標準装備されている設備を外してしまうと、割高になり、お買い得感が失われてしまうのです。

 

坪単価を少しでも抑えようと考えるなら、もともと標準として装備されている設備はそのままに、新たなオプション追加をしないように考える方が良いでしょう。

 

鉄骨系の「楽の家」は、太陽光発電を搭載するならスマートパワーステーションGRの平屋建てというイメージです。

 

セキスイハイム 楽の家
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採用できる外壁や内装インテリア、建具などもスマートパワーステーションGRをもとに考えられているということですね。

 

ただし、どちらかというと、楽の家はスマートパワーステーションのように、エネルギーの自給自足を目指すというより、ラクに暮らせるという視点から作られた住宅です。

 

もちろん、若年層にはスマートハイムを有効活用して太陽光発電、蓄電池、「スマートハイム・ナビ」(HEMS)を駆使したZEH(ゼッチ)対応で、エネルギーの自給自足住宅を目指すのもよいですし、中高齢層については最大限、身体に負担がかからず、ラクに暮らせるような設備を付けた仕様にすることができる。

 

そういう意味では、楽の家は幅広い層にうけやすい柔軟な対応力のある住宅ですね。

 

 

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セキスイハイムの木造系平屋建て住宅の坪単価

 

楽の家 グランツーユー(平屋) 坪単価【65.7万円 ~87.4万円】

グランツーユー 平屋 坪単価
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【坪数】 建築総費用(本体価格+付帯工事+オプション費用など)※目安 坪単価
30坪 2,622万円 87.4万円
35坪 2,944万円 84.1万円
40坪 3,232万円 80.8万円
45坪 3,488万円 77.5万円
50坪 3,665万円 73.3万円
55坪 3,812万円 69.3万円
60坪 3,942万円 65.7万円

 

木造の「楽の家」は、グランツーユーの構造2×6(ツーバイシックス)を使った平屋建て

 

グランツーユー 平屋
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鉄骨造の「楽の家」とコンセプトや設計の考え方は同じで、若年層から中高齢層まで幅広く対応できる住宅です。

 

家事がラクになる設備や空気工房が標準とされている住宅で、身体の負担や健康を考えた木造平屋住宅となります。

 

鉄骨系「楽の家」との主な違いは

 

・木造系「楽の家」の方が鉄骨系よりも気密断熱性が高いこと。
※C値:木造が0.99以下、鉄骨が2.0以下
※UA値:木造が0.46前後、鉄骨が0.6前後

 

・木造系「楽の家」は2階と屋根裏へ空気工房を設置するのに対し、鉄骨系の「楽の家」の快適エアリーは床下空間に設置
※木造系は屋根裏へ空気工房を設置するので、屋根裏部屋が作りにくい

 

・木造系「楽の家」は2×6という壁で支える工法なので、鉄骨系に比べて窓の数量や大きな窓、大空間を作りにくいこと。

 

・空気工房は快適エアリーとは違い、冷暖房機能を付ける時は個別エアコンを各部屋に設置する必要があるので見栄えが悪い。

 

・木造系「楽の家」は、外観にアクセントを持たせた丸みのある窓「ボウウインドウ」を採用することができる。

 

上記をみると、住宅構造面、設備面では鉄骨の方が有利で、木造の方がデザイン面、住宅性能面では有利

 

ちなみに、工場内での生産率は木造系の方が若干高いといわれていますので、少しの差ではありますが木造の方が、精度が高い住宅となっています。

 

坪単価は、鉄骨系、木造系で目だった差はありませんが、快適性を求めるなら木造系「楽の家」がおススメです。

 

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セキスイハイムと大手ハウスメーカーとの坪単価比較

 

セキスイハイム 坪単価

 

 

大手ハウスメーカー名 平均 坪単価(底値) 平均 坪単価(高値)
積水ハウス 55万円 90万円
大和ハウス 55万円 85万円
ヤマダホームズ 50万円 65万円
サンヨーホームズ 50万円 65万円
三井ホーム 55万円 90万円
トヨタホーム 60万円 75万円
ミサワホーム 60万円 75万円
セキスイハイム 65万円 85万円
ヘーベルハウス 70万円 90万円
パナソニックホームズ 60万円 80万円
一条工務店 55万円 75万円
住友林業 60万円 90万円

※住宅産業新聞データによる

 

セキスイハイムは大手ハウスメーカーの中でも知名度も高く、CMなど誰しも一度は見たり聞いたりしたことがあるメーカーでしょう。

 

坪単価は上記に見るとおり、中堅クラスの価格帯となっています。

 

理由として、他の大手メーカーに比べると、商品の種類がすくなく、低所得層にやさしい住宅が少ないことが原因です。

 

また、高所得層に向けたプレミアムな高価格帯住宅が無いことで、坪単価の価格帯の差が小さくなっていると思われます。

 

工場内生産で、短工期で現場での人件費が安くなる反面、工場の設備投資、維持費、現場までの運搬費などで結局、坪単価は他の大手ハウスメーカーと変わらないという状態なのでしょう。

 

また、太陽光発電や蓄電池に力を入れているハウスメーカーなので、セキスイハイムで建てる人の搭載率が高いことも、坪単価アップにつながっています。

 

セキスイハイムの坪単価でみる競合ハウスメーカーは、鉄骨系では積水ハウス、大和ハウス、トヨタホーム、ヘーベルハウス、パナソニックホームズです。

 

また、木造系のハウスメーカーは積水ハウスシャーウド、大和ハウスグランウッド、住友林業、三井ホーム、一条工務店となります。

 

セキスイハイムは知名度も高く、家づくりをはじめる場合は、とりあえずセキスイハイムに行くという人も多いそうで、他のハウスメーカーの競合とされやすいようです。

 

特に、鉄骨では積水ハウス、ヘーベルハウス木造では一条工務店、住友林業と競合すると、ライバル意識を強くもつセキスイハイムにとって、坪単価の引き下げ交渉には有利に働くでしょう。

 

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坪単価から分析するセキスイハイム

 

セキスイハイム(積水化学工業) 基準期間
年間着工数(戸建住宅) 9,555戸 2020年度
売上高 1兆565億6,000万円 2020.4.1~2021.3.31
売上原価 7,261億7,400万円 2020.4.1~2021.3.31
売上総利益 3,303億8,500万円 2020.4.1~2021.3.31
粗利率 31.26%
営業利益 673億円 2020.4.1~2021.3.31
自己資本比率 58.0%
宣伝広告及び一般管理費 2,630億8,400万円 2020.4.1~2021.3.31
販促費等売上高比率 24.90%
研究開発費 351億1000万円 2021.3.31
売上高研究開発費率 3.32%
従業員平均年収 869万円(43歳) 2021.7.21
従業員数 2,745人 2021.7.21

※決算公告・有価証券報告書・経営事項審査等より

 

 

他の大手ハウスメーカーと比べて、セキスイハイムの坪単価の設定について、上記の表をもとに分析してみました。

 

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”戸建て販売戸数”の坪単価への影響

 

   

 大手ハウスメーカー 戸建て販売戸数 基準年度
 一条工務店 12,200戸 2020年度
 積水ハウス 10,369戸
   セキスイハイム 9,555戸
  4位 ヘーベルハウス 8,360戸
 5位 大和ハウス 7,019戸
6位 住 友 林 業 5,584戸
 7位 ミサワホーム 5,349戸
  8位 パナソニックホームズ 3,796戸
 9位 トヨタホーム 3,597戸
10位 三井ホーム 2,585戸
  11位 ヤマダホームズ 2,567戸
   12位 サンヨーホームズ 291戸

※住宅産業新聞データによる

 

 

※現在は、プライムライフテクノロジーズ(パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム)が事業統合や子会社化で新会社として設立されています。

 

その結果、プライムライフテクノロジーズは販売戸数ランキング1位となっていますが、パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホームともブランドネームが今も存在しているので、あえて分けて考えています。

 

セキスイハイムは、積水ハウスに次いで3位の戸建て販売戸数となっています。

 

住宅展示場では必ずと言ってよいほど出展していたり、CMでも有名芸能人を使っていたりと知名度が高いので、想定どおりの順位ですね。

 

また、セキスイハイムは積水化学工業(株)の住宅部門なので、母体も大きく安心感もある。

 

 

そのうえで、ある程度、お買い得な住宅商品ラインナップも存在するので、契約される方も多いのでしょう。

 

さらに、セキスイハイムはマーケティングに優れていることも特徴で、「あったかハイム」や「おひさまハイム」などのキーワードで、住宅イメージを高める戦略は、顧客獲得に有効に働いています。

 

戸建て販売戸数が多いと、ある程度、会社内での利益調整もしやすく、お客さんに対して柔軟に値引交渉に応じることができるのです。

 

結果として、お客さんは坪単価がさがった住宅を手にすることができるので、それがさらに販売戸数の増加につながる好循環となっています。

 

ただ、セキスイハイムには低所得層をターゲットにした住宅商品がないので、そこに力を入れてもらうことで、誰もが購入しやすい坪単価設定の実現に期待したいところです。

 

 

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”売上総利益(粗利)”の坪単価への影響

 

売上総利益は粗利(あらり)といわれるもので売上高から売上原価を除いたものです。

 

粗利は、住宅会社の収益で、粗利が必要以上に大きいと、坪単価も上がり私たちの負担する建築コストが大きくなるということです。

 

セキスイハイムの場合は、適切な粗利率になっているのかどうかを見ていきます。

 

大手ハウスメーカー12社 粗利率【売上高に対する売上総利益(=粗利益)の割合】
ヘーベルハウス 26.67%
住友林業 22.79%
ヤマダホームズ 21.52%
三井ホーム 21.48%
パナソニックホームズ 20.26%
ミサワホーム 20.13%
大和ハウス 20.03%
セキスイハイム 20.00%
積水ハウス 19.35%
一条工務店 19.10%
サンヨーホームズ 18.92%
トヨタホーム 18.15%

※決算公告・経営事項審査等より

 

積水化学の粗利率は、「31.26%」と住宅業界では高い率となっていますが、住宅以外にも、管工機材、住宅建材や建材用の化成品、プラスチックなどを製造する大手樹脂加工メーカーです。

 

これらの業種の全体の粗利となっているので、これで比較するのは少々無理があります。

 

なので、セキスイハイムで代表的な

セキスイハイム東北 粗利「19.8%」
セキスイハイム信越 粗利「20.0%」
セキスイハイム中四国 粗利「20.1%」
セキスイハイム九州 粗利「18.1%」
セキスイハイム中部 粗利「22.0%」

の粗利を平均した「20%」で比較することとします。

 

セキスイハイムの粗利率は大手ハウスメーカーの中では平均的な位置となっています。

 

大手ハウスメーカーの粗利率の平均値は20%前後なので、適正な粗利率に設定されているといえるでしょう。

 

セキスイハイムの使用する構造の材質、設備、建材は、高品質で原価の高いものを使用しているのに対して、粗利率が平均値におさまっているのは、積水化学という大きな企業のバックアップが大きいのです。

 

セキスイハイムは積水化学の住宅部門なので、少々業績が落ち込んでも、社内での利益調整が可能です。

 

また、使用する建材の調達も、積水化学製品を使うことで中間マージンをはぶき、原価をさげて粗利を抑えることができるからです。

 

セキスイハイムに魅力的なキャンペーンが多く、値引きにも応じてくれやすいハウスメーカーと名高いのも納得できます。

 

セキスイハイムの粗利率のみを見ると、ムリな経費の上乗せはされていない住宅として、優良なハウスメーカーと判断できますね。

 

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”自己資本比率”の坪単価への影響

 

セキスイハイムの自己資本比率「58.0%」は、かなり優良なほうと言えます。

 

総資産の内の58.0%が負債のない資産というのは、倒産の心配がきわめて少ないということだからです。

 

自己資本比率とは、会社の安定性を表す指標となるもので、”企業が保有している「資産のすべて」”と”負債を除いた純資産”との比率をいいます。

 

自己資本比率の見方:「70~90%」なら【超優良】、「40~69%」なら【優良】、「20~39%」なら【普通】、「11~19%」【やや危険】、「10%以下」は【危険域】、「0%以下」は【債務超過】

 

積水化学工業の住宅部門ということが、この自己資本比率の高さとなっていますが、純資産に余裕があるということは、利益のみにしばられない価格設定が出来るので、坪単価が安定することにもつながっています。

 

つぶれないハウスメーカーが、長期にわたったアフターサポートを宣言すれば、安心感も、お買い得感も増して企業としての価値が高まっていきます。

 

利益のみにしばられない販売ができるということは、今後の販売の戦略次第で坪単価が上がってしまう可能性も考えられますし、値引きをしてまで販売しないというスタンスに立つことも出来るわけです。

 

自己資本比率が高いと、銀行などからの融資も受けやすいので、設備投資や研究開発も活発になり、今まで以上に高性能な住宅も生み出せるんです。

 

高い自己資本比率を生かして、今までのように坪単価を安定させ続けていくのか、価格帯を挙げて坪単価を上昇させてしまうのか、今後のセキスイハイムの戦略に注目したいところです。

 

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”販促費(宣伝広告費等)”の坪単価への影響

 

販促費(宣伝広告費・一般管理費)は、ハウスメーカーの知名度を上げたりセールス、維持費など使われる費用です。

 

ハウスメーカーのCMやモデルハウス、営業マンの給与のほか、電気、ガス、水道などに使われる費用ですね。

 

これら費用は、住宅建築価格に上乗せされて、坪単価に影響し、私たち、家を建てる人の負担となります。

 

販促費(宣伝広告費等)が高いと、住宅品質以外のところにコストをかけているということになり、なるべくなら販促費(宣伝広告費等)は低いほうがありがたいわけです。

 

私たちにとっては、住宅品質の向上のために負担するお金は仕方がないにしろ、ハウスメーカー都合の経費の部分までは払いたくないものですね。

 

そこで、セキスイハイムが他の大手ハウスメーカーと比べて、どの程度、販促費(宣伝広告費等)にコストを費やしているのかを分析していきます。

 

ハウスメーカー名 販促費等売上高比率
積水化学(セキスイハイム) 24.90%
三井ホーム 21.10%
パナソニックホームズ 20.68%
ミサワホームズ 19.89%
ヤマダホームズ 19.87%
ヘーベルハウス 18.59%
サンヨーホームズ 17.46%
トヨタホーム 17.26%
住友林業 16.91%
積水ハウス 11.72%
大和ハウス 11.38%

※決算公告等より
※一条工務店は非公表

 

まず、上記の表を見ると、大手ハウスメーカー11社中、セキスイハイムの売上高に対する販促費(宣伝広告費等)の比率はもっとも高い24.90%となっています。

 

積水化学工業、全体の販促費となっているものの、他のハウスメーカーであるヘーベルハウス(旭化成ホームズ)や大和ハウス工業もグループ全体の販促費の数値であると考えると、セキスイハイムはかなり高い数値ですね。

 

考えてみれば、夏は「おひさまハイム」、冬は「あったかハイム」でCMを目にしない日はないですし、超有名芸能人も出演させている。

 

住宅展示場でも必ずと言ってもよいほど、鉄骨系、木造系、問わずモデルハウスを出展させています。

 

さらにセキスイハイムスーパーアリーナなど、宣伝としてハウスメーカー名を付けた施設も数か所、持っているので販促費は他のハウスメーカーと比べて高めとなっているのでしょう。

 

販促費は、住宅品質につながらない費用だけに、販促費等売上高比率が高くなっている点は、私たちにとって余計な経費が乗っているようで心配ですね。

 

【販促費】

 

「宣伝広告費」は商品の販売に関連して発生した費用のこと
TVCMなどの広告費やチラシ印刷代、住宅展示場出展費用など

 

「一般管理費」は会社の収益を得るために使われる経費のこと
従業員の給与・ボーナス、旅費交通費、水道光熱費、地代家賃など

 

 

セキスイハイムが販促費に多くのコストをかけることは、知名度やブランド力をあげる効果もあり、住宅価値を高めることになります。

 

とはいえ、少なからず販促費の高さはセキスイハイムの坪単価上昇に影響を与えているのかも知れません。

 

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”研究開発費”の坪単価への影響

 

研究開発費は、ハウスメーカーの技術発展のためには欠かせないものですが、必要以上にコストを費やすことは、私たち買い手にとって負担となることがあります。

 

研究開発費は、未来への投資なので、現時点で購入するお客さんにとっては、販売価格に上のせされるものでしかないわけです。

 

せめて、売上に対して適切な研究開発費を支出しているハウスメーカーと契約したいものですね。

 

売上とのバランスを考えず、必要以上に研究開発費を使っているハウスメーカーを知ることは、ムダに住宅費用に上のせされた坪単価で契約させられるリスクを防げます。

 

その点、セキスイハイムはどうなのでしょうか?

 

次の表を見てみましょう。

 

 

ハウスメーカー名

研究開発費売上高比率
(2020年度)

一条工務店 3.39%
積水化学(セキスイハイム) 3.32%
ヘーベルハウス 0.86%
ミサワホーム 0.84%
パナソニックホームズ 0.50%
ヤマダホームズ 0.48%
積水ハウス 0.39%
大和ハウス 0.24%
サンヨーホームズ 0.17%
住友林業 0.15%
三井ホーム 0.14%
トヨタホーム 0.00%

※経営事項審査等より

 

この表を見てみると、セキスイハイムは大手ハウスメーカー12社中、第2位

 

売上高に対して研究開発費は、高い方だと分かります。

 

2020年度の積水化学の有価証券報告書では、セキスイハイムの研究開発の内容について、「鉄骨系及び木質系ユニット住宅の新製品開発や要素技術の開発」とされています。

 

具体的な内容として「防災力の高い機能」、かつ「コロナの影響で必要性が認識された“新しい生活様式”対応の機能」を兼ね備えた住宅「レジリエンス 100 STAY&WORK モデル」の開発。

 

「平均的な延床面積の約2倍である大容量太陽光発電システム」、「フィルム型セルを使用した新型大容量蓄電池」を搭載して、昼夜太陽光エネルギーを利用し、災害による停電時でも普段と変わらない暮らしが可能な「スマートパワーステーションFR GREENMODEL」の開発。

 

という商品ラインアップの充実。

 

さらに、フィルム化型リチウムイオン電池の開発については、災害に強い住宅用に向けて、蓄電池をさらに改良しているという報告をされています。

 

セキスイハイムは他の大手ハウスメーカーと比べて太陽光発電の搭載に力を入れている企業

 

2016年時点では、ソーラー搭載住宅建設棟数が世界一として、6年連続でギネス世界記録に認定されているほどなんです。

 

エコスタイルを追求していく企業方針や、ギネス記録獲得の栄光を維持するために、太陽光関係の設備の強化に多額の費用を投資している姿勢がうかがえますね。

 

研究開発をして、より良いものを提供していくという姿勢は大歓迎ですが、セキスイハイムの研究開発費の比率がハウスメーカー中でも高いことを考えると、坪単価の上昇に少なからず関わっているものと推測できます。

 

 

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”従業員(営業マン等)平均年収”の坪単価への影響

 

ハウスメーカー名 平均年収(a) 従業員数(b) 従業員給与等総額(a×b) 給与等売上総利益比率
住友林業 870万円(42.6歳) 5,034人 437億9580万円 17.02%
積水化学(セキスイハイム) 869万円(43歳) 2,745人 238億5405万円 7.22%
大和ハウス 868万円(39.1歳) 16,417人 1424億9956万円 17.23%
一条工務店 845万円(40.8歳) 5,600人 473億2000万円 60.28%
積水ハウス 792万円(43歳) 15,071人 1193億6232万円 25.20%
ヘーベルハウス 750万円(41.5歳) 4,700人 352億5,000万円 33.47%
パナソニックホームズ 746万円(43.6歳) 3,620人 270億520万円 59.70%
ミサワホーム 710万円(44歳) 2,605人 184億9550万円 55.48%
三井ホーム 646万円(40歳) 2,059人 133億114万円 41.99%
サンヨーホームズ 573万円(43歳) 450人 25億7850万円 25.46%
トヨタホーム 466万円(34.9歳) 793人 36億9538万円 25.89%
ヤマダホームズ 455万円(43.5歳) 1,056人 48億480万円 33.42%

※Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書等より

 

「給与等売上総利益比率」

 

従業員への給与が、売上総利益(=粗利)に占める割合。
ハウスメーカーの粗利(収益)からどれだけ従業員に給与を渡しているのかが分かる比率。

 

大手ハウスメーカー中、2番目に従業員の給与が高いセキスイハイム。

 

でも、ハウスメーカーの粗利に占める従業員の給与の割合は、一番低い7.22%なんです。

 

粗利に対して従業員の給与比率が高い状態であれば、ハウスメーカー側も経営を成り立たせるため、坪単価を上げるか、住宅を数多く売らなければなりません。

 

一方、会社側の取り分を高くして、従業員の給与をさげてしまうと、営業マンのモチベーションも低くなり、サービスの低下を招くばかりか、長期的に見て経営を悪化させることにつながります。

 

そうなると当然、値引きにも応じてもらえず、坪単価も上がる傾向になり悪循環となります。

 

しかし、セキスイハイムはというと粗利に占める従業員の給与比率は7.22%と非常に低いのに、従業員の給与は高い。

 

とても、バランスの取れた優秀なハウスメーカーだといえます。

 

会社としても財務上、まったくムリのない従業員への給与配分で経営状態も良いので、低すぎず高すぎずで坪単価を安定させることができているのでしょう。

 

このことから、セキスイハイムの坪単価設定は、従業員(営業マン等)の給与配分による影響はまったく受けていないことが分かります。

 

 

【参考】 「給与等売上総利益比率」の求め方

 

「従業員給与等総額」÷「売上総利益」×100=「給与等売上総利益比率」

 

 

※「従業員給与等総額」⇒従業員(営業マンなど)の給与やボーナスの総額と考えています。
「従業員の平均年収」×「従業員数」=「従業員給与等総額」

 

 

※売上総利益⇒「売上高」から「売上原価」を引いたもの。
(【セキスイハイム】積水化学の利益分)

 

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セキスイハイムのデータ分析から分かった結論

 

以上、これらの結果をふまえて分かることは下記のとおり。

 

 

・企業の母体が大きく、販売戸数も多いので値引きに応じてもらいやすい。

 

・粗利は平均的な範囲内で、適正な坪単価設定。

 

・倒産の可能性がきわめて低いので、坪単価が安定。

 

・宣伝広告など販促費への投資が大きいので、坪単価上昇への影響も考えられる。

 

・研究開発費が高く将来への期待はあるが、坪単価を高める要因になっている可能性がある。

 

・粗利に対して従業員への給与配分比率は低いのに、従業員の平均年収は高く経営バランスが超優秀。

 

セキスイハイムの坪単価設定は、総合的に判断して適正だといえる。

 

ただ、販促費がとても高いことと、研究開発費が高いことは、セキスイハイムの建築費用に上のせされ、結果として坪単価が引き上げられている可能性がある。

 

しかし、積水化学工業という企業母体がおおきく経営状態に不安はないので、坪単価は安定しており住宅ブランド価値も高い。

 

また、販売戸数も多く、従業員のモチベーションも高いので、値引きにも寛容な姿勢が期待できる。

 

エコスタイルを推進するセキスイハイムの方針に共感し、予算が合えば、セキスイハイムで建てることは、もっともよい選択の一つになるでしょう。

 

 

 

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