積水ハウスの坪単価の解説とデータ分析をもとに住宅価値を公開!
積水ハウスの坪単価解説とデータ分析「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」積水ハウスの坪単価は、約56万円~120万円積水ハウスの坪単価は、約56万円~120万円に収まることがほとんどですが、商品の種類によって、違いがあります。大きく分けて「ISシリーズ」、「Beシリーズ」、「シャーウッド」、「平屋」があり、どの商品を選択するかによって坪単価が変わります。下記の記事を読むことで・積水ハウスの商品別の坪単価・積水ハウスの坪単価が高い理由・大手ハウスメーカーと積水ハウスの「データ分析」から分かった”積水ハウスの価値”が分かります。積水ハウスの「商品ごとの種類・構造」と「坪単価」一覧積水ハウス鉄骨2階建て商品名坪単価(目安)構造ISシリーズ74万円 ~108万円鉄骨軸組構造Beシリーズ56万円~85万円鉄骨軸組構造積水ハウス木造2階建て商品名坪単価(目安)構造シャーウッド74万円~111万円木造軸組構造積水ハウスの平屋(鉄骨)商品名坪単価(目安)構造平屋の季71万円~90万円鉄骨軸組構造積水ハウスの平屋(木造)商品名坪単価(目安)構造里楽64万円~84万円木造軸組構造営業マンに会わずに自宅でオンライン一括見積り、理想のマイホームを見積もり比較でお安く建てませんか?あなたに合った注文住宅の間取り、見積りを簡単3分で依頼完了!(無料)優良ハウスメーカーの見積り比較はこちら(無料)注文住宅部門「利用満足度」「知人にすすめたいサイト」「使いやすさ」NO.1 3冠達成!一定の基準をクリアした優良会社、全国910社以上が登録中!しつこい勧誘一切なし!⇒目次に戻るISシリーズ 積水ハウス2階建て鉄骨住宅 坪単価【74万円~108万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」ISシリーズ(建坪)建築費用【参考目安】(税込み価格)坪単価30坪2,300万円~2,600万円76万円~86万円35坪2,600万円~3,100万円74万円~88万円40坪3,200万円~4,200万円80万円~105万円45坪4,200万円~4,600万円93万円~102万円50坪4,600万円~5,300万円92万円~106万円55坪5,300万円~5,500万円96万円~100万円60坪5,500万円~6,500万円91万円~108万円項目1項目2項目3)★ -->ISシリーズは鉄骨構造で、ダインコンクリートを外壁につかえる商品です。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」なので、2階建てでダインコンクリート外壁にしたいならISシリーズを選ぶしかないということですね。ECORDEC(エコルディック)外壁やCERABRID(セラブリッド)外壁しか採用できないBeシリーズと比べて、ISシリーズはダインコンクリートを選択できる分、Beシリーズよりも坪単価は高めになるんです。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」例えば、ECORDEC(エコルディック)とダインコンクリートとの坪単価の違いは、約2万円ほどダインコンクリートが高い。35坪の家を建てるならダインコンクリートを付けるだけで70万円プラス、40坪の家なら80万円の差があるわけですね。また、ISシリーズには「イズステージ」と「イズロイエ」がありますが、「イズステージ」は鉄骨系の積水ハウスの中で最高級モデルです。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」「イズステージ」と「イズロイエ」の違いは、外観の高級感が変わるだけで耐震性やその他性能は変わりません。外観というのは「屋根の勾配が6寸という急勾配になること」、「バルコニーの手すりが高級感のある特別仕様になること」、「屋根の側面の厚み(破風)が広くなること」が主な違いです。「イズステージ」と「イズロイエ」の費用の差は「イズステージ」のほうが坪単価5万円~10万円ほど高くなるので、注意が必要です。鉄骨系積水ハウスで建てる方で、ダインコンクリート希望の多くの人は「「イズロイエ」を選択されるようで、さらに高級志向の方は「イズステージ」というお客様の層になっています。⇒目次に戻るBeシリーズ 積水ハウス2階建て鉄骨住宅 坪単価【56万円~85万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」Beシリーズ(建坪)建築費用【参考目安】(税込み価格)坪単価30坪1,700万円~2,100万円56万円~70万円35坪2,100万円~2,800万円60万円~80万円40坪2,800万円~3,200万円70万円~80万円45坪3,200万円~3,600万円71万円~80万円50坪3,600万円~4,200万円72万円~84万円55坪4,200万円~4,700万円76万円~85万円60坪4,700万円~5,000万円78万円~83万円項目1項目2項目3)★ -->Beシリーズは、外壁にダインコンクリートではなく、エコルディック(自然石の質感)やセラブリッド(セラミック系)のサイディングを使用しています。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」エコルディックの方がセラブリッドに比べて坪単価3,000円ほど高くなります。例えば、35坪の場合は10万5,000円、40坪で建てる場合は12万円程度の差が生まれるということです。外壁性能は、ほぼ同じでデザインが違うだけと考えてもよいでしょう。エコルディック、セラブリッドともに表面に『タフクリアー30』といわれる塗装をしていて、防カビ、汚れ防止などの効果があります。Beシリーズには主に「ビーサイエ」「ビーモード」がありますが、コンセプトの違いのみで坪単価はさほど変わりません。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」建て方次第で、坪単価も変わりますが坪単価2万円ほどビーサイエの方が高くなったという声もあります。⇒目次に戻る営業マンに会わずに自宅でオンライン一括見積り、理想のマイホームを見積もり比較でお安く建てませんか?あなたに合った注文住宅の間取り、見積りを簡単3分で依頼完了!(無料)優良ハウスメーカーの見積り比較はこちら(無料)注文住宅部門「利用満足度」「知人にすすめたいサイト」「使いやすさ」NO.1 3冠達成!一定の基準をクリアした優良会社、全国910社以上が登録中!しつこい勧誘一切なし!シャーウッド 積水ハウス2階建て木造住宅 坪単価【74万円~111万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」シャーウッド(建坪)建築費用【参考目安】(税込み価格)坪単価【参考目安】30坪2,300万円~2,600万円76万円~86万円35坪2,600万円~3,300万円74万円~94万円40坪3,300万円~4,300万円82万円~107万円45坪4,300万円~4,700万円95万円~104万円50坪4,700万円~5,400万円94万円~108万円55坪5,400万円~5,900万円98万円~107万円60坪5,900万円~6,700万円98万円~111万円項目1項目2項目3)★ -->※表中の坪単価は目安。商品のグレードにより坪単価は表中よりも増減することがあります。シャーウッドは積水ハウスの木造系住宅です。外壁は、・ベルバーン・サイディング(超親水仕様・ハイブリッド光触媒仕様)・外壁タイル・シームレスドライウォール(現場吹付)・石張りなど多くの種類から選ぶことが出来ますし、組み合わせて採用することも出来ます。でも、シャーウッドといったら「ベルバーン」というほど人気が高いのが、陶器のような焼き物の素材で作られた「べルバーン外壁」です。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」耐久性や耐水性もあって、メンテナンスもタイル外壁と同じくらいにラクなので、とても人気。標準仕様はサイディング外壁になりますが、シャーウッドで建てる人のベルバーン採用率が8割を超えるといわれます。当然、ベルバーンを付けると坪単価がアップするので、シャーウッドの坪単価が全体的に底上げされるんです。オプションでプラス坪単価あたり15,000円程度となりますが、後々のメンテナンス費用を考えれば付けておいて損はないでしょう。デメリットとしては、茶色・シルバー・黒・白・ベージュとカラーの選択ができるものの、サイディングやモルタルに比べてデザイン性は乏しくなるという声もあります。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」その他のシャーウッドの特徴として、他の大手競合メーカーの木造住宅と比べて、内装のグレードが高いというのも特徴です。キッチン、風呂、作り付け家具やドア、内装クロスなど標準仕様で高級感があり、女性に特に人気となっています。積水ハウスというブランドイメージを損なわない高級住宅感を目指していますので、坪単価も高めに設定されているようです。シャーウッドも商品別にランク付けがされていて、坪単価は下記が目安です。⇒目次に戻るGravis Stage(グラヴィス ステージ)坪単価は100~120万円コンセプト:内と外がひとつになり、空・緑・光のなかへ溶け込んでいく。ゆるやかな時が奏でる至福。【40坪で平均 約4,400万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」The Gravis(ザ・グラヴィス)坪単価は70~100万円コンセプト:木の質感を存分に楽しむ暮らし。【40坪で平均 約3,400万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」modellare(モデラーレ)坪単価は70~90万円コンセプト:自分らしく、心地よく過ごせる、オンリーワンの「木の家」【40坪で平均 約3,200万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」Gravis Bellsa(グラヴィス・ベルサ)坪単価は60~90万円コンセプト:木と土の温もりが、暮らしに満ちていく。【40坪で平均 約3,000万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」Gravis Villa(グラヴィス ヴィラ)坪単価は60~90万円コンセプト:大きな風景と暮らす幸せ。【40坪で平均 約3,000万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」シャーウッドは木造なので、鉄骨よりも外観デザインの自由度が高くなっています。それぞれ商品別のコンセプトもあり、選択の幅が広がりますね。⇒目次に戻る積水ハウスの平屋(鉄骨)平屋の季 坪単価【71万円~90万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」平屋の季(建坪)建築費用【参考目安】(税込み価格)坪単価20坪1,600万円~1,800万円80万円~90万円25坪1,800万円~2,200万円72万円~88万円30坪2,200万円~2,500万円73万円~83万円35坪2,500万円~2,900万円71万円~82万円40坪2,900万円~3,300万円72万円~82万円項目1項目2項目3)★ -->積水ハウスの鉄骨系の平屋が「平屋の季」です。どの商品も深い軒下が特徴で、リビングと庭との一体感を意識して「自然とつながる」をコンセプトにしています。段差がなく広々とした大空間、大きな窓を設置して、心のゆとりを感じさせる邸宅です。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」鉄骨造りなのでダインコンクリート外壁も付けることができ、外壁デザインにもアクセントを付けることが出来ます。平屋建てといっても坪単価が特別安いという事ではありません。積水ハウスに限ったことではありませんが、平屋建ては基礎工事の面積も大きくなっったり、坪単価アップの大きな原因となる屋根の施工範囲も多くなります。また、平屋建てのデメリットである防犯対策として防犯ガラスにしたり、不審者が侵入しにくい外構を考えたりと、結果的に2階建てよりも坪単価が高くなってしまう場合もあります。大きな窓をウリにしている積水ハウスの平屋の季なので、ほとんどのお客様が、営業マンにすすめられるままに大きな窓を採用されますが、これも坪単価を押し上げる原因となっているようです。窓など住宅に開口部がたくさんあると、断熱性や気密性が落ちますので、断熱材の厚みを増やしたりする配慮が必要になりそうです。ただ、積水ハウスのキッチン、バスルーム、トイレなど内装設備や仕様は標準のままでグレードの高いものなので、オプション設備など追加の費用は必要最小限で済むことも多いです。標準仕様 一例「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」積水ハウスはブランド価値もあり、坪単価も高めですが、標準設定のグレードの高さが救いとなっていますね。⇒目次に戻る積水ハウスの平屋(木造)里楽 坪単価【64万円~84万円】「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」里楽(建坪)建築費用【参考目安】(税込み価格)坪単価20坪1,300万円~1,600万円65万円~80万円25坪1,600万円~2,100万円64万円~84万円30坪2,100万円~2,400万円70万円~80万円35坪2,400万円~2,700万円68万円~77万円40坪2,700万円~3,300万円67万円~82万円項目1項目2項目3)★ -->里楽は積水ハウスの木造系平屋住宅です。簡単にいうと、シャーウッドの1階建て住宅というわけですね。平屋はシニア世代に人気が高く、当初、里楽もシニア世代をターゲットにして売り出しましたが、のちに「里楽 + ONE edition」という小屋裏2階を利用できる仕様でバージョンアップさせたため、小さな子供を抱える世代にも人気が出てきました。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」里楽は木造という事もあり、約7寸角(21cm角)の大黒柱が設置できたり、ログハウスを感じさせるような、梁を室内天井にみせて木の家のぬくもりを与えるような工夫がされています。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」外壁はベルバーンも付けることができますが、その場合、標準仕様に比べて坪単価15,000円アップのオプション仕様になります。(※キャンペーン期間中など、追加費用なしでベルバーンが設置できる場合もあります。)坪単価を高める要素は、外壁のランクアップだけでなく、「平屋の季」と同じように平屋特有の「基礎面積が増える」、「大きな窓の施工」「防犯対策」のほか、大きな屋根に太陽光発電を目いっぱい設置されるお客様が多いということもあります。里楽は「平屋の季」と比べて、屋根形状の自由度をウリにしており、屋根の勾配(2.5、4、5、6寸)の選択や、寄棟、切妻、片流れといった外観タイプにも幅広く対応させているところが、逆に坪単価をあげてしまう原因と考えられます。「積水ハウスHPより:http://www.sekisuihouse.co.jp」特に屋根形状6寸タイプにすると、小屋根裏部屋をつくれるという選択範囲も増え、採用される人も多いので、坪単価の引き上げにつながる原因となっています。⇒目次に戻る積水ハウスと大手ハウスメーカーとの坪単価比較大手ハウスメーカー名平均 坪単価(底値)平均 坪単価(高値)積水ハウス55万円90万円大和ハウス55万円85万円ヤマダホームズ50万円65万円サンヨーホームズ50万円65万円三井ホーム55万円90万円トヨタホーム60万円75万円ミサワホーム60万円75万円セキスイハイム65万円85万円ヘーベルハウス70万円90万円パナソニックホームズ60万円80万円一条工務店55万円75万円住友林業60万円90万円項目名ここに説明文を入力)★ -->※住宅産業新聞データによる積水ハウスは大手メーカーのあいだでも、高価格帯に入るハウスメーカーであることが分かります。ただ、高価格帯のハウスメーカーすべてにいえることですが、高価格帯とはいえ坪単価の高値と底値の開きは大きく、建て方やプラン、住宅仕様を選べは誰もが手が届く範囲に収まるようですね。ハウスメーカーの商品ラインナップの種類が多ければ、ターゲットにしている所得層に合わせた商品の種類も多くなる傾向にあり、坪単価50万円台でも十分、高価格帯と言われるハウスメーカーで建てることも可能ですね。積水ハウスも商品ラインナップが多いハウスメーカーで、子育て世代からシニア世代まで幅広く対応した商品を販売しています。積水ハウスの坪単価でみる競合ハウスメーカーは、鉄骨系では大和ハウス、ヘーベルハウス、セキスイハイムです。また、積水ハウスシャーウッドの競合となる木造系のハウスメーカーは住友林業、三井ホーム、セキスイハイムグランツーユーとなります。価格交渉をするときは、これらの競合メーカーと比べて交渉すると有利にはたらくのでおススメです。営業マンに会わずに自宅でオンライン一括見積り、理想のマイホームを見積もり比較でお安く建てませんか?あなたに合った注文住宅の間取り、見積りを簡単3分で依頼完了!(無料)優良ハウスメーカーの見積り比較はこちら(無料)注文住宅部門「利用満足度」「知人にすすめたいサイト」「使いやすさ」NO.1 3冠達成!一定の基準をクリアした優良会社、全国910社以上が登録中!しつこい勧誘一切なし!⇒目次に戻る坪単価から分析する積水ハウス積水ハウス基準期間年間着工数(戸建住宅)10,369戸2020年度売上高2兆4,469億400万円2020.2.1~2021.1.31売上原価1兆9,733億9,300万円2020.2.1~2021.1.31売上総利益4,735億1,100万円2020.2.1~2021.1.31粗利率19.3%―営業利益1,865億1,900万円2020.2.1~2021.1.31自己資本比率54.6%―宣伝広告及び一般管理費2,869億9,200万円2020.2.1~2021.1.31販促費等売上高比率11.72%―研究開発費96億6,500万円2021.1.31売上高研究開発費率0.39%―従業員平均年収792万円(43歳)2021.7.21従業員数15,071人2021.7.21項目1項目2項目3)★ -->※決算公告・有価証券報告書・経営事項審査等より大手ハウスメーカーの中でも坪単価が高いと言われる積水ハウス。その理由を上記の表をもとに分析してみました。⇒目次に戻る”戸建て販売戸数”の坪単価への影響まず、戸建年間販売戸数はハウスメーカーの中でも、トップクラス。積水ハウスは、大手ハウスメーカーでは、一条工務店に次いで2位となっています。大手ハウスメーカー戸建て販売戸数基準年度 一条工務店12,200戸2020年度 積水ハウス10,369戸   セキスイハイム9,555戸  4位 ヘーベルハウス8,360戸 5位 大和ハウス7,019戸6位 住 友 林 業5,584戸 7位 ミサワホーム5,349戸      8位 パナソニックホームズ3,796戸 9位 トヨタホーム3,597戸10位 三井ホーム2,585戸  11位 ヤマダホームズ2,567戸   12位 サンヨーホームズ291戸○○○円○○○円ここにショップ名を入力○○○詳細)★ -->※住宅産業新聞データによる※現在は、プライムライフテクノロジーズ(パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム)が事業統合や子会社化で新会社として設立されています。その結果、プライムライフテクノロジーズは販売戸数ランキング1位となっていますが、パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホームともブランドネームが今も存在しているので、あえて分けて考えています。販売戸数が多いという安心感、また知名度も高級住宅として名高いので、ブランドイメージが付き、坪単価が高いというのは、理解できるところです。⇒目次に戻る”売上総利益(粗利)”の坪単価への影響次に、売上総利益について、これは粗利といわれるもので売上高から売上原価を除いたもの。簡単に言うと積水ハウスの利益となる部分ですね。粗利率は19.35%ですが、これは大手ハウスメーカー12社の中でも低い数値です。大手ハウスメーカー12社粗利率【売上高に対する売上総利益(=粗利益)の割合】ヘーベルハウス26.67%住友林業22.79%ヤマダホームズ21.52%三井ホーム21.48%パナソニックホームズ20.26%ミサワホーム20.13%大和ハウス20.03%セキスイハイム20.00%積水ハウス19.35%一条工務店19.10%サンヨーホームズ18.92%トヨタホーム18.15%項目名ここに説明文を入力)★ -->※決算公告・経営事項審査等よりつまり、利益を必要以上に乗せていないということで、コスパがよく、お買い得感があります。営業利益も高く、自己資本比率54.6%と高いので、倒産の心配も全くなし。経営状態も良く安定感のあるハウスメーカーなので、人気もあり、需要も高まって坪単価上昇につながっているんですね。自己資本比率の見方:「40~90%」なら【優良】、「10%以下」は【危険域】、「0%以下」は【債務超過】⇒目次に戻る”販促費(宣伝広告費等)”の坪単価への影響テレビCMもよく見るし、住宅展示場にも必ずと言ってよいほど出展している積水ハウスですが、売上高に対する「宣伝広告及び一般管理費」の比率は11.72%と大手ハウスメーカーの中でも意外と低めなんです。【販促費】「宣伝広告費」は商品の販売に関連して発生した費用のことTVCMなどの広告費やチラシ印刷代、住宅展示場出展費用など「一般管理費」は会社の収益を得るために使われる経費のこと従業員の給与・ボーナス、旅費交通費、水道光熱費、地代家賃など販促費等売上高比率が高いと、住宅品質以外のところにコストがかかっていることになり、坪単価も必要以上に上がることになりそうです。積水ハウスについては、販促費等売上高比率が低いほうなので、販売促進費によって、坪単価が高くなっているわけではなさそうです。ハウスメーカー名販促費等売上高比率積水化学(セキスイハイム)24.90%三井ホーム21.10%パナソニックホームズ20.68%ミサワホームズ19.89%ヤマダホームズ19.87%ヘーベルハウス18.59%サンヨーホームズ17.46%トヨタホーム17.26%住友林業16.91%積水ハウス11.72%大和ハウス11.38%項目1項目2)★ -->※決算公告等より※一条工務店は非公表⇒目次に戻る”研究開発費”の坪単価への影響次に、売上高に占める研究開発費について、見ていきましょう。研究開発費が高いと住宅品質や性能が上がるので、嬉しいのですが、その反面、坪単価が上がる傾向にあります。積水ハウスの研究開発費は「96億6,500万円」で売上高に占める割合は「0.39%」となっています。他の大手ハウスメーカーと比較してみましょう。ハウスメーカー名研究開発費売上高比率(2020年度)一条工務店3.39%積水化学(セキスイハイム)3.32%ヘーベルハウス0.86%ミサワホーム0.84%パナソニックホームズ0.50%ヤマダホームズ0.48%積水ハウス0.39%大和ハウス0.24%サンヨーホームズ0.17%住友林業0.15%三井ホーム0.14%トヨタホーム0.00%項目1項目2)★ -->※経営事項審査等より積水ハウスは大手ハウスメーカー12社の中では、真ん中に位置しています。売上に占める研究開発費のバランスが良いので、この点も安心感がありますね。⇒目次に戻る”従業員(営業マン等)平均年収”の坪単価への影響次に、「積水ハウス従業員の平均年収」と「従業員数」を見てみましょう。平均年収は792万円となっていて従業員数は15,071人です。これは、他の大手ハウスメーカーと比べてどうでしょうか。ハウスメーカー名平均年収(a)従業員数(b)従業員給与等総額(a×b)給与等売上総利益比率住友林業870万円(42.6歳)5,034人437億9580万円17.02%積水化学(セキスイハイム)869万円(43歳)2,745人238億5405万円7.22%大和ハウス868万円(39.1歳)16,417人1424億9956万円17.23%一条工務店845万円(40.8歳)5,600人473億2000万円60.28%積水ハウス792万円(43歳)15,071人1193億6232万円25.20%ヘーベルハウス750万円(41.5歳)4,700人352億5,000万円33.47%パナソニックホームズ746万円(43.6歳)3,620人270億520万円59.70%ミサワホーム710万円(44歳)2,605人184億9550万円55.48%三井ホーム646万円(40歳)2,059人133億114万円41.99%サンヨーホームズ573万円(43歳)450人25億7850万円25.46%トヨタホーム466万円(34.9歳)793人36億9538万円25.89%ヤマダホームズ455万円(43.5歳)1,056人48億480万円33.42%項目1項目2項目3)★ -->※Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書等より従業員の平均年収も792万円と高くもなく低くもなく、住宅トップメーカーの積水ハウスならもう少し高めでも良いのではと感じるくらいです。注目したいのは、表の一番右の「給与等売上総利益比率」この比率は、売り上げた利益を、どの程度、従業員に配分しているかの比率をあらわしています。積水ハウスの比率はというと、25.20%となっていて、大手ハウスメーカーの中でも、4番目の低さとなっています。この点を見ても、積水ハウスは無理のない従業員への給与等比率を保っていることが分かります。 【参考】 「給与等売上総利益比率」の求め方 「従業員給与等総額」÷「売上総利益」×100=「給与等売上総利益比率」 ※「従業員給与等総額」⇒従業員(営業マンなど)の給与やボーナスの総額と考えています。 「従業員の平均年収」×「従業員数」=「従業員給与等総額」 ※売上総利益⇒「売上高」から「売上原価」を引いたもの。 (積水ハウスの利益分) ⇒目次に戻る積水ハウスのデータ分析から分かった結論以上、これらの結果をふまえて分かることは下記のとおり。・販売戸数も多いという実績で、安心感がある。・利益を必要以上に乗せているわけではない。・自己資本比率が高いので倒産の心配もなし。・宣伝広告に必要以上のコストをかけていない。・研究開発費をムリなく投資。・従業員にかけるコストも平均的。そういった中でも、大手ハウスメーカー12社中、積水ハウスの坪単価が高めなのは、やっぱり企業としての安定感や安心感、知名度によるブランド力が坪単価を押し上げているようですね。⇒鉄骨ハウスメーカーの坪単価TOPページ
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