大和ハウスの坪単価の解説とデータ分析をもとに住宅価値を公開!
大和ハウスの坪単価解説とデータ分析「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」大和ハウスの坪単価は、約46.73万円~140.6万円大和ハウスは、幅広い所得層に対応した住宅ラインナップで種類がとても豊富です。必要な設備、性能のみを選りすぐれば、予算にすこし不安な面があっても、坪単価を抑えて、良い家を建てることも可能です。このページでは、大和ハウスの各住宅商品の特徴と坪単価目安をポイントをしぼってお伝えしています。この記事の必要な部分だけをさらっと見ておくだけでも、大和ハウスのことが詳しくなりますよ。下記の記事を読むことで・大和ハウスの商品別の坪単価・大和ハウスの坪単価は妥当な設定になっているのか・大手ハウスメーカーと大和ハウスの「データ分析」比較から分かった”大和ハウスの価値”が分かります。大和ハウスの「商品ごとの種類・構造」と「坪単価」一覧大和ハウス鉄骨2階建て商品名坪単価(目安)構造xevoΣ(ジーヴォシグマ)プレミアム80.4万円 ~110.6万円鉄骨軸組構造xevoΣ(ジーヴォシグマ)70.4万円 ~100.6万円鉄骨軸組構造xevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス)74.9万円 ~89.1万円鉄骨軸組構造大和ハウス木造2階建て商品名坪単価(目安)構造PREMIUM GranWood(プレミアムグランウッド)110.4万円 ~140.6万円木造軸組構造xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)64.4万円 ~73.6万円木造軸組構造xevoWood Plus(ジーヴォウッドプラス)48.9万円 ~70.1万円木造軸組構造大和ハウス2階建て Web限定商品商品名坪単価(目安)構造Lifegenic(ライフジェニック)46.73万円 ~65.93万円鉄骨軸組構造木造軸組構造営業マンに会わずに自宅でオンライン一括見積り、理想のマイホームを見積もり比較でお安く建てませんか?あなたに合った注文住宅の間取り、見積りを簡単3分で依頼完了!(無料)優良ハウスメーカーの見積り比較はこちら(無料)注文住宅部門「利用満足度」「知人にすすめたいサイト」「使いやすさ」NO.1 3冠達成!一定の基準をクリアした優良会社、全国910社以上が登録中!しつこい勧誘一切なし!⇒目次に戻る大和ハウス鉄骨2階建てxevoΣ(ジーヴォシグマ)プレミアム 坪単価【80.4万円 ~110.6万円】「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」【坪数】建築費用(目安)坪単価30坪3,318万円110.6万円35坪3、689万円105.4万円40坪4,008万円100.2万円45坪4,275万円95万円50坪4,490万円89.8万円55坪4,653万円84.6万円60坪4,824万円80.4万円項目1項目2項目3)★ -->xevoΣ(ジーヴォシグマ)プレミアムは、鉄骨系、大和ハウスの中で最高級の住宅です。つまり富裕層をターゲットにした鉄骨住宅商品なんです。当然、坪単価も高いわけですが、その理由は名ばかりではありません。・耐震・制震性能をアップさせた「持続型耐震xevoΣs+(ジーヴォシグマエスプラス)」仕様を標準装備・4層断熱(厚さ184mm)という「エクストラV」仕様を標準装備とした断熱性能・5層コーティングの光触媒による塗装「KIRARI+(きらりプラス)」のベルサイクス外壁「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」巨大地震時の建物の揺れを最大1/2におさえるエネルギー吸収型耐力壁「KyureK(キュレック)」とD-NΣQST(ディーネクスト)を組み合わせた「xevoΣs+(ジーヴォシグマエスプラス)」。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」寒冷地域でも十分対応できる、大和ハウスの最上位クラスの断熱仕様。”外張り+充填断熱”の4層断熱(厚さ184mm)である「エクストラV」。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」12mmの深ぼりをした強度を備えながらも軽量な窯業系外壁した「ベルサイクス」。5層のコーティングをして耐久性を高めるとともに光触媒加工で、汚れや色あせに強く美しさも続く。デザイン性も、職人の手加工による意匠で”風格とおもむき”をかもしだしている。上記のとおり、大和ハウス至上、最上のテクノロジーが使われていることに加えて、内装面でも天井高を2m40cm、2m72cm、2m80cm、さらに1階については3m8cm、3m16cmの仕様も選ぶことができます。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」簡単に、xevoΣ(ジーヴォシグマ)プレミアムの良さを伝えるとするなら、鉄骨系、大和ハウスで出来うる限りの全ての注文に応えてくれるというものですね。耐震・制震性能、断熱性能、外壁の材質や性能、デザイン面、内装のインテリアの品質、全てが大和ハウスの中での最高ランクとなっているイメージです。太陽光発電システムと5.4kWhのリチウムイオン蓄電池、HEMSも標準装備しているので、坪単価に合った最高級商品といえるでしょう。ただ、最高級というブランド価値を得たい、出来る限りのスペックが欲しい、鉄骨系大和ハウスで出来ることを全て反映させた住宅が欲しいという方以外は、スペックオーバーとなる可能性も高く、コスパ重視のお客様は、別の商品を選択するほうが、良いという場合もありますので注意が必要です。⇒目次に戻るxevoΣ(ジーヴォシグマ) 坪単価【70.4万円 ~100.6万円】「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」【坪数】建築費用(目安)坪単価30坪3,018万円100.6万円35坪3,339万円95.4万円40坪3,608万円92.2万円45坪3,825万円85万円50坪3,990万円79.8万円55坪4,103万円74.6万円60坪4,224万円70.4万円項目1項目2項目3)★ -->xevoΣ(ジーヴォシグマ)は、大和ハウスが主力商品として販売している鉄骨戸建て住宅です。主な特徴として、・3層あわせた厚さ132mmの断熱層(120mm厚の高性能グラスウールと12mm厚のグラスウールボード)・光触媒コーティング「KIRARI+」を標準仕様とした34mm厚の窯業系サイディング「DXウォール」またはメンテナンス性が高い「タイル外壁」を選択できる。・従来の商品と比較し、揺れ幅を最大で3分の2に軽減させる吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」を採用しています。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」エネルギー収支ゼロの「ZEH」対応可能な3層あわせた厚さ132mmの断熱層「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」強度に優れ、熱や水による化学変化を起こしにくいので、寸法変化が少ない「DXウォール」「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」外壁の塗り替え不要でメンテナンス費用を抑えるタイル素材。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」震度7クラスの地震でも、エネルギーを効果的に吸収し、建物の揺れを早く抑えることで構造体の大きな損傷を防ぐ「D-NΣQST(ディーネクスト)」内装材もxevoΣ(ジーヴォシグマ)プレミアムとはいかないまでも、ブラックチェリーやオーク、サペリなどの高級材を使用しているところは、他メーカーと比べて坪単価を上げている原因にもなっています。光触媒を利用した外壁材の「DXウォール」や制振装置「D-NΣQST(ディーネクスト)」は、他のメーカーにもよく似たものがありますが、xevoΣ(ジーヴォシグマ)の「外張り断熱通気外壁」は独自性がみられます。多くの鉄骨系ハウスメーカーは、外張り断熱といいながら、実は鉄骨部分周りの断熱層が薄くて不十分な箇所がみられます。それに引き換え大和ハウスの断熱構造は、鉄骨の外側に12mm厚のグラスウールボードで断熱し、鉄骨の内側にも120mm厚の高性能グラスウールを設置していて外張り断熱といえる構造になっている。そういった工夫もあり、断熱材をぜいたくに利用しているところにコストがかかっています。また、他のメーカーの多くが採用している全館空調システムも、xevoΣ系1・2階建ての全商品に導入されたことにより、今後、大和ハウスの坪単価は上がり続ける傾向にあるでしょう。⇒目次に戻るxevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス) 坪単価【74.9万円 ~89.1万円】「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」【坪数】建築費用(目安)坪単価30坪2,673万円89.1万円35坪3,041万円86.9万円40坪3,388万円84.7万円45坪3,712万円82.5万円50坪4,015万円80.3万円55坪4,240万円77.1万円60坪4,494万円74.9万円項目1項目2項目3)★ -->xevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス)の構造などの性能は、xevoΣ(ジーヴォシグマ)とほぼ同じと考えてもよいでしょう。・外壁はXEコートMII、ナノ親水コートを施した4種類柄から選択できる「NXウォール」(防水初期保証15年)・外観、内観バリエーションを各4つから選択・震度7クラスの地震に耐える制振装置「D-NΣQST(ディーネクスト)」標準搭載「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」雨水浸入に対して15年間の防水保証「NXウォール」が標準仕様「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」その他の違いは、主なところで言うと、xevoΣ(ジーヴォシグマ)は防水初期保証30年の「DXウォール」や光触媒の外壁塗装「KIRARI+(きらりプラス)」を標準として販売しているのに対し、xevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス)では、あえてそれらをオプション対応しているところでしょうか。なので、xevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス)にオプション追加していけばxevoΣ(ジーヴォシグマ)と同様の性能になると考えておいても良いのです。また、なぜ坪単価がxevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス)のほうが抑えられているのかというと、ある程度、住宅仕様をパッケージ化し、使う建材の範囲を決めて、提携工場から部材を大量一括発注してコストカットしているからだと考えられます。具体的に言うと、xevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス)は、外観バリエーション4つ、内観バリエーション4つから選択できるようにし、選択の範囲をある程度、固定化することで規格住宅に近い仕様にしています。そうすることで、建材を大量購入することで一つ一つの建材費用を抑えることができるからです。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」また、規格住宅では、同じような住宅仕様で量産しやすい工程やマニュアルがあらかじめ用意されているので、工期も比較的短く、結果として施工業者にかかる費用も抑えることができます。そういうわけで、xevoΣ(ジーヴォシグマ)とあまり変わらない仕様でも坪単価をおさえて建築できる強みを持っています。外観、内観バリエーションが各4つからしか選択できないとはいえ、幅広いお客様の好みのポイントをおさえた外観、内観が用意されているので、検討の価値は十分です。もし、規格から外れるような特別な建材や大開口の大きな窓などを最初から希望する場合は、xevoΣ(ジーヴォシグマ)プレミアム、xevoΣ(ジーヴォシグマ)を検討する必要があるかもしれませんが、余りこだわりがなく鉄骨系、大和ハウスで平均的な住宅仕様で良いという方ならコスパは抜群ですよ。xevo ADVANCE(ジーヴォアドバンス)をベースに「断熱性能をアップ」、「外壁のアップグレード」、「外壁塗装や目地の仕様のアップグレード」と必要な部分のみオプション追加をしていくか、あらかじめオプション追加分も標準化されているxevoΣ(ジーヴォシグマ)をベースに不必要な仕様のダウンを考えるかも面白いですね。追加するオプション、また随時おこなわれるキャンペーン値引きも含めて最初からxevoΣ(ジーヴォシグマ)を選択したほうが、トータル的にお得な場合も考えられるので、見積りは取っておく必要があります。営業マンに会わずに自宅でオンライン一括見積り、理想のマイホームを見積もり比較でお安く建てませんか?あなたに合った注文住宅の間取り、見積りを簡単3分で依頼完了!(無料)優良ハウスメーカーの見積り比較はこちら(無料)注文住宅部門「利用満足度」「知人にすすめたいサイト」「使いやすさ」NO.1 3冠達成!一定の基準をクリアした優良会社、全国910社以上が登録中!しつこい勧誘一切なし!⇒目次に戻る大和ハウス木造2階建てPREMIUM GranWood(プレミアムグランウッド) 坪単価【110.4万円 ~140.6万円】「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」【坪数】建築費用(目安)坪単価30坪4,218万円140.6万円35坪4,739万円135.4万円40坪5,208万円130.2万円45坪5,625万円125万円50坪5,990万円119.8万円55坪6,303万円114.6万円60坪6,624万円110.4万円項目1項目2項目3)★ -->PREMIUM GranWood(プレミアムグランウッド)は木造系、大和ハウスの最高級住宅です。フルオーダー住宅なので、一邸ずつ部屋ごとに設計し、内観や外観のデザイン、自然素材の部材をこだわることができます。規格住宅ではないので、部材も個別発注が多くなり、坪単価は大和ハウスで一番高い住宅仕様になります。PREMIUM GranWood(プレミアムグランウッド)の特徴は次のとおり。・耐震等級3の一般在来、木造住宅の構造と比較し、地震変形を最大1/2まで抑える制振装置「グランデバイス」・90mm厚の発泡系断熱材での外張り断熱と105mmの高性能グラスウールの充填断熱「オールバリア断熱プレミアム仕様」・複層ガラスアルミサッシの約3倍相当の断熱性「真空トリプルガラス樹脂サッシ」・基礎の外側と内側に発泡系の断熱材を配置する「基礎ダブル断熱」・屋根からの熱対策として遮熱材をつけた高性能グラスウールを310mm配置する「遮熱天井断熱」・エアコンの室外機から出る熱を集めて温水に変換し、部屋全体を温める「床下放熱器」・天井・床・ドア・サッシなどの建具に銘木材を使った特注品や壁面には珪藻土や漆喰壁など、自然由来の素材を使用グランデバイス大和ハウス独自のエネルギー吸収型、木造制震耐力壁「Gran-Device(グランデバイス)」地震によるエネルギーを熱に変換して吸収する仕組み。50回以上の地震でも、柱やはりに損傷はなく一般の木造住宅(耐震等級3相当)と比べて、構造の変形を最大1/2まで抑える効果がある。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」新 遮熱外張り断熱通気外壁「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」U値:0.198(グラスウール10K品315mm相当)建物の外側には防水性に優れた90mm厚の発泡系断熱材を、壁体内には105mmの高性能なグラスウールを採用。遮熱材を配置して日射による、ふく射熱をはね返し、夏場の熱の蓄積を抑えます。真空トリプルガラス樹脂サッシ「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」たてすべりだし窓+FIX窓の場合、U値:0.96(複層ガラスアルミサッシの約3倍相当)建物の断熱性が高くても、窓などから熱や冷気が入ってきます。窓の断熱性をいかに高めるかが、重要ですが「真空トリプルガラス樹脂サッシ」は、トリプルガラスの内部に真空層やアルゴンガスを入れることで断熱性を高める工夫をしています。基礎ダブル断熱「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」U値:0.401(グラスウール10K品178mm相当)床下の通気口をもうけず、外側に50mmの断熱材、内側に50mmの断熱材を設置することで、床下を室内に近い温度に保っています。湿った空気や冷気が入って来ないので底冷えや床上の結露を防いでくれます。「基礎ダブル断熱」により、大和ハウスが開発した床下に放熱器を設置する、「快適涼暖システム」が生かされています。遮熱天井断熱「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」U値:0.191(グラスウール10K品407mm相当)夏場の外気温30℃のときは、屋根裏は約50~60℃になると言われています。それを防ぐために、遮熱材をつけた高性能グラスウールを310mm厚で配置しています。天井からの熱を抑えるとともに、室内の熱も逃がさないので、熱効率もあがります。快適涼暖システム「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」基礎断熱を生かして、床下に放熱器を設置し、足元から室内をじんわり温めます。※1階のみ床下全体を循環ファンで熱をひろげるので、一つの部屋だけでなく、階段や廊下も幅広く、ほんのり温めることができるのです。エアコンのヒートポンプの仕組みを利用しているので、高効率。夏は送風機能により、多少ではあるが涼しい空気を床下から送ることもできるので、エアコンとの併用で省エネ効果も期待できます。自然由来の高級材質仕上げ天井や床の仕上げには、無垢の木、塗り壁は職人の手塗り仕上げ、漆喰壁も職人の手仕事により、石灰岩の粒子が塗り込まれています。 「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」石積壁は、庵治石(あじいし)といわれる、香川県産の「通称、石のダイヤモンド」である希少な石材を使用。土間床は、石の大小、ガラスなどをアクセントにもちいた洗い出し仕上げで、個性をだしている。敷石床には、御影石を使って自然と一体となる住空間を考えています。以上の通り、その名に恥じないプレミアムな木造の最高級仕様となっています。ぜいたくな空間設計や快適な居室空間を重視しているので、最高級住宅を求めている方におススメです。ただ、その反面、メンテナンス性を考えると、他の住宅仕様と比べ弱い点が見受けられます。例えば外壁は高級感や味わいを出すために塗り壁が使われることが多く、定期的なメンテナンスは必須になるでしょう。無垢の木材、漆喰壁、石積壁、敷石床など自然素材をふんだんに使って、趣のある邸宅を作ろうとするのですから、入居後、日ごろのメンテナンスの手間は避けることが出来ませんし、そのための費用もかかります。デザイン性とメンテナンス性はどうしても反比例の関係にあるということですね。また、新空調補助システムである「快適涼暖システム」の導入や木造では珍しい制震装置「グランデバイス」の採用で、最高坪単価の住宅仕様になっています。⇒目次に戻るxevoGranWood(ジーヴォグランウッド) 坪単価【64.4万円 ~73.6万円】「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」【坪数】建築費用(目安)坪単価30坪2,208万円73.6万円35坪2,534万円72.4万円40坪2,848万円71.2万円45坪3,150万円70万円50坪3,390万円67.8万円55坪3,608万円65.6万円60坪3,864万円64.4万円項目1項目2項目3)★ -->大和ハウスの木造を建てたい多くの方が選ぶ住宅がこのxevoGranWood(ジーヴォグランウッド)。「一から設計してもらい、材質も細かく決めたい!」「間取りも、外観も個性豊かにこだわりたい!」というフルオーダー志向でなければ、そこそこ自由に自分の思いが反映できる仕様となります。主な特徴はつぎのとおりです。・外張り断熱、屋根断熱、基礎断熱で家まるごと遮熱・断熱する「オールバリア断熱」・モルタル仕上げの目地を作らない外壁でメンテナンスサイクルを短くするシームレス外壁・無垢材を使わず、構造の木材をすべて純国産の集成材を適材適所に配置して強度を高める・最大5.7mという車2台分のゆとりある広い間口をつくれる0.5P有孔鋼板耐力壁を用いた門型フレームも採用可能オールバリア断熱「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」構造全体をすっぽりおおう「外張り断熱工法」。壁面の断熱材にアルミコーティングした「遮熱透湿防水シート」をはり、天井には屋根に沿わせた状態で遮熱フィルム付の断熱材を設置。これにより、屋根裏の温度が安定し、屋根裏スペースも部屋の一部として利用することができます。また、基礎の外側にも断熱材を設置することで、全体を断熱材で包み込む仕様となっています。シームレス外壁「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」目地のないシームレス外壁ということで、外壁と外壁の継ぎ目をつくらない構造で防水対策をしています。耐久性の高いモルタルで、好みに応じた塗り仕上げで施工してもらうこともできます。また、外壁メンテナンスの大敵である目地部分を紫外線からかくすことで、劣化をふせぎメンテナンスサイクルを延ばします。結果としてメンテナンス費をおさえることにつながります。適材適所に構造用集成材を配置「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」自然のままの無垢材は生育条件などによって強さや品質にバラつきがあります。柱にはたて方向に均一に力が加わるため、同じ強さのラミナをかさねた構造用集成材を使用。梁には水平に対して力が加わるため、変形しやすい箇所に外側部分に、より強度の高いラミナを用いています。このように、適材適所にバランスのとれた構造を意識した部材を使用しています。広い間口をつくれる門型フレーム「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」「車2台分のゆとりあるインナーガレージを作りたい!」「6m程度の広い間口をつくって開放感あふれるリビングを取り入れたい!」そんな希望をお持ちの方は門型フレームがおススメです。壁倍率1倍は、壁1mあたり1.96kNの力に耐えられる耐力壁であることを表していますが、建築基準法上では壁倍率が上限5.0倍と定められているのに対し、この門型フレームは7.9倍相当の強さになります。希望の間取りが構造上、ムリと言われてかなわなかったケースもありましたが、この門型フレームの活用で少し間取りの幅が広がりますね!xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)の特徴で目立つのは木造なのに外張り断熱をしているということ。xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)は木造の柱と柱の間に断熱材を入れる充填断熱ではなく、外壁と木造柱の間に断熱材を仕込むという外張り断熱を採用しています。これによって、外からの冷気や熱を木造柱に伝える前に断熱材がシャットアウトします。仮に木造柱に冷気や熱が伝わってしまうと、木造柱から室内へ冷気や熱を伝えてしまうことになり、外が寒ければ室内も寒い、外が熱ければ室内も熱いという居室空間になってしまいます。でも、木造は熱を伝えにくい材質なので、鉄骨のように神経質にならなくても大丈夫という考えのもと、コストをかけてまで外張り断熱をすることはないとしている木造メーカーは多いものです。外張り断熱は充填断熱よりも専門的な技術力を要しますし、壁の厚みが増えたり、利用する断熱材も高価なものになったりとコストがかかるものです。その点で、xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)は外張り断熱工法の採用で、坪単価の上昇に影響を与えています。また、追加費用を要するオプションにはなりますが、外張り断熱だけでなく充填断熱も併用できるプランもあります。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」外張り断熱+充填断熱にグレードアップさせた断熱工法断面図木造は充填断熱というイメージを持たれている方は、「外張り断熱はオーバスペックだ!」と違和感を覚えて、充填断熱だけにしたいという方もおられるかもしれません。でも、そうすると外張り断熱をウリにしている大和ハウスで建てる意味は薄れるかもしれませんね。私が特に注目してるのが、屋根の内部に断熱材を施工している仕様。通常は、屋根自体に断熱材は設置せずに2階の天井部分にだけワタ状の断熱材をしいて終わりというハウスメーカーが多いのです。なので、屋根裏は熱くて使い物になりません。でも、xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)は、追加費用は必要ですが、屋根の形状に合わせてボード状の断熱材を設置することで屋根からの太陽熱を防ぐこともできます。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」オプション追加費用は必要だが、屋根の傾斜に合わせて断熱材を施工し、太陽の輻射熱を反射する工法も採用できる。さらに、屋根断熱材の表面にアルミの遮熱材を設置し熱を反射させていることや、屋根に通気層をもうけて熱こもりを逃がす仕組みは、真夏の熱帯夜の不快感を解消できたり、2階に小屋根裏部屋やロフトを作りたい方にも大きなメリットですね。反面、xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)は、断熱工法、断熱材の材質にこだわりをもって、断熱部分にコストをかけていることが、どうしても坪単価を上げてしまう住宅仕様となっているわけです。また、特徴的なのがシームレス外壁。外壁と外壁のつなぎ目にはシーリングといわれるゴムのような材質が仕込まれていますが、これが外壁のメンテナンス費を食いつぶす根源となっています。これを、紫外線や雨風にさらしたままでいると、シーリングが硬化、劣化して、外壁メンテナンスサイクルを早めてしまうというわけです。そこで、xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)は外壁をモルタルなどの塗り壁にすることで、シーリングを内側にかくしている仕様にしています。シームレス外壁にしたいなら外壁はモルタルなど塗り壁に限られますが、外壁のメンテナンス費を抑えることができますね。※外壁の種類はサイディングの選択できますが、シームレス外壁にはできません。塗り壁にすると、職人の手間が増えて坪単価アップの原因にもなりますので、その点も注意が必要です。最大5.7mの広い間口をとれるxevoGranWood(ジーヴォグランウッド)ですが、その場合、門型フレームを設置しなければならないため、特殊な鋼板耐力壁が必要となり、坪単価も大幅アップすることになりますので、それなりの費用は覚悟しておきましょう。⇒目次に戻るxevoWood Plus(ジーヴォウッドプラス) 坪単価【48.9万円 ~70.1万円】「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」【坪数】建築費用(目安)坪単価30坪2,103万円70.1万円35坪2,271万円64.9万円40坪2,428万円60.7万円45坪2,587万円57.5万円50坪2,715万円54.3万円55坪2,810万円51.1万円60坪2,934万円48.9万円項目1項目2項目3)★ -->xevoWood Plus(ジーヴォウッドプラス)の特徴は次のとおりです。・6種類から外観デザイン、210プランから間取り、6種類から内観イメージ、断熱仕様のランクを選択し家づくりをスムーズに!・遮熱断熱技術、シームレス構造など、xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)の性能そのまま・難しいことを考えずに、イメージからかんたんに理想とする家が建てられる。xevoWood Plus(ジーヴォウッドプラス)は、かんたんに言うと、xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)の性能はそのままに、イメージを選んでいくことでラクに理想の家を形にする住宅商品です。どういうことかというと、まず外観イメージを6種類の内から選択し、次にあらかじめ提案されている210プランの間取りから選択。◆Neo European(ネオ ユーロピアン)◆South European(サウス ユーロピアン)◆North European(ノース ユーロピアン)◆Neo Japanese(ネオ ジャパニーズ)◆Classic Japanese(クラシック ジャパニーズ)◆Modern(モダン)「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」その次は、インテリアなど、部屋内のイメージ6種類から選択したあとは、断熱仕様のグレードを選択とすすめることで難しいことを考えずにラクに理想の家づくりができるというものです。「間取りを細かく、自分好みに設定したい」「設計事務所がつくりそうな間取りにしたい」「オリジナリティ豊かな間取りにしたい」という方には向きませんが、あまり時間がない方や手っ取り早く自分のイメージにあった住宅がほしいという方にはピッタリですね。あらかじめ、住宅仕様、間取りプランがしぼられていることで、「ハウスメーカー側の手間をはぶいて人件費をおさえていること」、「着工までの期間を短くすることでお客さん一人当たりにかかるコストを抑えられること」、「ある程度パターン化された材質や施工方法により工期を短くできること」などで、xevoGranWood(ジーヴォグランウッド)と比べて坪単価を抑えています。また、標準は遮熱外張り断熱通気外壁ですが、充填断熱通気外壁にしたり、ダブル断熱通気外壁、樹脂サッシも追加費用によってグレードを上げることができるので、自由度もある程度あります。⇒目次に戻る大和ハウス2階建て Web限定商品Lifegenic(ライフジェニック) 坪単価【46.73万円 ~65.93万円】「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」【坪数】建築費用(目安)坪単価30坪1,978万円65.93万円35坪2,160万円61.73万円40坪2,341万円58.53万円45坪2,489万円55.33万円50坪2,606万円52.13万円55坪2,691万円48.93万円60坪2,803万円46.73万円項目1項目2項目3)★ -->Lifegenic(ライフジェニック) はインターネット(Web)で家づくりを進められる戸建て住宅商品。まずはLifegenic(ライフジェニック)の特徴を見てください。・Webサイト上で簡単な質問に答えて、その結果にもとづいた外観スタイルやインテリアデザインを提案してもらえる。・8つの外観デザイン、5つのインテリアスタイル、224通りの間取りなどを組み合わせることができる。・自分の感覚で手軽に間取りプランや自分のライフスタイルに合う家がWeb上だけで見つかる。住宅展示場やモデルハウス、オープンハウスに行って、営業マンから色々な話を聞いたり、聞かれたりしなくてもパソコンから手軽に自分に合う家に出会うことができます。なので、新築を急いでいる方はもちろん、家についてあまり細かいこだわりはないけれど、自分の感覚にちかい住宅をお買い得な価格で建てたいという方にピッタリですね。Lifegenic(ライフジェニック) での家づくりの流れは、大和ハウスWebサイトから6つの質問、4つ程度の選択をしていくだけで、自動で8つのデザイン、5つのインテリアスタイルをAIが選んでくれます。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」家の向きも、南側、北側など選べますし、間口の広さや建坪の大きさも自由にパソコン上で操作し、誰でも簡単に間取りプランが作れます。もちろん、あらかじめ作られている間取りプランも豊富に選べて、組み合わせは224通りにもなるので、間取りづくりの楽しさを味わえます。ただ、すべての質問に答えて外観、内観スタイルが決定されたあとの具体的な外観、内観プレビューや見積りは、大和ハウスWebサイトのマイページをつくってログインしなければいけません。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」また、最終的には、お近くの大和ハウスの営業マンと出あって相談したり、プランをつめて行かなくてはならないので、Webサイトからだけで家が建てられるものではありませんので注意しましょう。Lifegenic(ライフジェニック) は鉄骨造と木造を選ぶことができます。鉄骨系(郊外型仕様)の特徴は次のとおり。・震度7クラスの地震から、構造体の損傷をふせぐ制振装置「D-NΣQST」が標準仕様。・断熱材の総厚み132mmの外張り断熱通気外壁(スタンダード仕様)がつく。・・・充填断熱併用・耐候性(紫外線による劣化を軽減)と耐防汚性(ほこり、ちり等、付着した汚れも落としやすい)外壁「NXウォール」。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」Lifegenic(ライフジェニック)の鉄骨系(郊外型仕様)である外張り断熱通気外壁「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」耐候性と耐防汚性がつよい「NXウォール」。木造系(都市型仕様)の特徴は次のとおり。・充填断熱通気外壁(スタンダード仕様)・・・外張り断熱なし・耐候性(長期間にわたって美観を保持)や防汚性(雨などの水滴が付くと、汚れが自然に落ちる)外壁「プレコートサイディング」・「Lifegenic W(ライフジェニックダブリュー)」なら太陽光発電パネルを標準搭載、オプション追加で屋上を利用できるプランも用意「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」Lifegenic(ライフジェニック)  木造系(都市型仕様)の標準仕様である充填断熱通気外壁2021年4月1日に発売された「Lifegenic W(ライフジェニックダブリュー)」では、「Lifegenic(ライフジェニック)」のバリエーションを広げた15タイプ全45プランを選択できます。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」Lifegenic W(ライフジェニックダブリュー)の外観と内装の一例「Lifegenic W(ライフジェニックダブリュー)」は木造戸建住宅商品のみですが、限られた敷地を最大限に活用できるので、密集地や細長い土地でも建築可能です。「大和ハウスHPより:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/」Lifegenic W(ライフジェニックダブリュー)の間取り例太陽光発電パネルを標準搭載しているので、多少、坪単価は上がりますが、Lifegenic(ライフジェニック)に太陽光発電を付けるよりは、最初から「Lifegenic W(ライフジェニックダブリュー)」で建てたほうがお得ですよ。また、都市部をターゲットにした住宅なので屋根の形状、角度に厳しい規制があっても柔軟に対応できます。木造軸組工法2階建てですが、敷地がせまい場合もオプション追加で、屋上利用もできる仕様にもなります。Lifegenic(ライフジェニック)の最大ウリは、Web上で手軽に家づくりが進められることはもちろんですが、私的にはお買い得な点が一番の魅力です。極限に営業マンや設計士、施工業者の手間をはぶき人件費をけずって住宅を提供することができるので、坪単価は格安。あっさりしすぎて、従来からの家づくりを経験した方にとっては、物足りないと思われますが、これからの家づくりはWebが主流になり、Lifegenic(ライフジェニック)のように当たり前に住宅価格がお安く提供される時代が来るかもしれませんね。⇒目次に戻る大和ハウスと大手ハウスメーカーとの坪単価比較大手ハウスメーカー名平均 坪単価(底値)平均 坪単価(高値)積水ハウス55万円90万円大和ハウス55万円85万円ヤマダホームズ50万円65万円サンヨーホームズ50万円65万円三井ホーム55万円90万円トヨタホーム60万円75万円ミサワホーム60万円75万円セキスイハイム65万円85万円ヘーベルハウス70万円90万円パナソニックホームズ60万円80万円一条工務店55万円75万円住友林業60万円90万円項目名ここに説明文を入力)★ -->※住宅産業新聞データによる大和ハウスは大手ハウスメーカーの中でもトップクラスに入る大企業ですが、坪単価は比較的おさえたコスパの良い会社と言えます。商品ラインナップが多いので、住宅価格もピンキリとなりますが、やっぱりWeb限定商品のお買い得住宅「Lifegenic(ライフジェニック)」が全体的に坪単価をさげる結果になっています。富裕層向けだけでなく、その他の階層にも対応している住宅商品がおおいので、年収400万台でも十分、大和ハウスで建てることも可能です。ただ、大和ハウスは鉄骨のイメージが強いのですが、近年、価格設定が高い、富裕層向けの木造住宅にも力をいれているので、坪単価があがっていく傾向があります。大和ハウスの坪単価でみる競合ハウスメーカーは、鉄骨系では積水ハウス、ヘーベルハウス、セキスイハイム、パナソニックホームズです。また、木造系のハウスメーカーは積水ハウスシャーウド、住友林業、三井ホーム、セキスイハイムグランツーユー、一条工務店となります。大和ハウスは幅広い階層にアプローチできる母体の大きな会社なので、競合ハウスメーカーも多いのです。ひらたく言えば、どこのハウスメーカーもライバルとなりますが、上記では価格だけではなく、性能も考えて大手ハウスメーカーを挙げてみました。特に、鉄骨では積水ハウス、木造では住友林業と競合すると、ライバル意識を強くもつ大和ハウスにとって、坪単価の引き下げ交渉には有利に働くでしょう。営業マンに会わずに自宅でオンライン一括見積り、理想のマイホームを見積もり比較でお安く建てませんか?あなたに合った注文住宅の間取り、見積りを簡単3分で依頼完了!(無料)優良ハウスメーカーの見積り比較はこちら(無料)注文住宅部門「利用満足度」「知人にすすめたいサイト」「使いやすさ」NO.1 3冠達成!一定の基準をクリアした優良会社、全国910社以上が登録中!しつこい勧誘一切なし!⇒目次に戻る坪単価から分析する大和ハウス大和ハウス基準期間年間着工数(戸建住宅)7,019戸2020年度売上高4兆1,267億6,900万円2020.4.1~2021.3.31売上原価3兆2,998億8,600万円2020.4.1~2021.3.31売上総利益8,268億8,300万円2020.4.1~2021.3.31粗利率20.03%―営業利益3,571億2,100万円2020.4.1~2021.3.31自己資本比率44.2%―宣伝広告及び一般管理費4,697億6,100万円2020.4.1~2021.3.31販促費等売上高比率11.38%―研究開発費102億900万円2021.3.31売上高研究開発費率0.24%―従業員平均年収868万円(39.1歳)2021.7.21従業員数16,417人2021.7.21項目1項目2項目3)★ -->※決算公告・有価証券報告書・経営事項審査等より他の大手ハウスメーカーと比べて、大和ハウスの坪単価の設定について、上記の表をもとに分析してみました。⇒目次に戻る大手ハウスメーカー戸建て販売戸数基準年度 一条工務店12,200戸2020年度 積水ハウス10,369戸   セキスイハイム9,555戸  4位 ヘーベルハウス8,360戸5位 大和ハウス7,019戸6位 住 友 林 業5,584戸 7位 ミサワホーム5,349戸  8位 パナソニックホームズ3,796戸 9位 トヨタホーム3,597戸10位 三井ホーム2,585戸  11位 ヤマダホームズ2,567戸   12位 サンヨーホームズ291戸※現在は、プライムライフテクノロジーズ(パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホーム)が事業統合や子会社化で新会社として設立されています。その結果、プライムライフテクノロジーズは販売戸数ランキング1位となっていますが、パナソニックホームズ、トヨタホーム、ミサワホームともブランドネームが今も存在しているので、あえて分けて考えています。大きなグループ企業なので、たとえ戸建て住宅で利益がとれなくても、他部門との調整で、必要以上に坪単価をあげることなく、安定した価格で、私たちに住宅提供してもらっていることは強みですね。資金も豊富にあり、格安住宅から高級住宅まで幅広く住宅販売ができるので、今後も販売戸数は順調にのばしていくでしょう。戸建て住宅以外の賃貸、マンションも含むと販売戸数はトップの大和ハウスなので、知名度も高くブランド価値は十分。それなのに、坪単価は安すぎず高すぎずなのは、やはり企業の母体が大きく、利益のみに偏らない販売戦略を取れるからですね。⇒目次に戻る”売上総利益(粗利)”の坪単価への影響売上総利益について、これは粗利といわれるもので売上高から売上原価を除いたものですね。粗利は、住宅会社の利益となる部分で、粗利が必要以上に大きいと、坪単価も上がり私たちの負担が大きくなるということです。大和ハウスの場合は、適切な粗利率になっているのかどうか見ていきます。大手ハウスメーカー12社粗利率【売上高に対する売上総利益(=粗利益)の割合】ヘーベルハウス26.67%住友林業22.79%ヤマダホームズ21.52%三井ホーム21.48%パナソニックホームズ20.26%ミサワホーム20.13%大和ハウス20.03%セキスイハイム20.00%積水ハウス19.35%一条工務店19.10%サンヨーホームズ18.92%トヨタホーム18.15%項目名ここに説明文を入力)★ -->※決算公告・経営事項審査等より大和ハウスの粗利率はちょうど、大手ハウスメーカーでは真ん中あたりに位置しています。ざっくりいうと元値の20%程度の利益を上乗せをしていますが、この数値が平均的といえるでしょう。つまり、大和ハウスの粗利は適正範囲だということで、値引き率も平均的だと分かり、住宅としてのコスパも普通。粗利については、坪単価の増減にはあまり影響してないようですね。⇒目次に戻る”自己資本比率”の坪単価への影響大和ハウスの自己資本比率「44.2%」は、優良なほうと言えます。総資産の内の44.4%が負債のない資産だからです。自己資本比率とは、会社の安定性を表す指標となるもので、”企業が保有している「資産のすべて」”と”負債を除いた純資産”との比率をいいます。自己資本比率の見方:「70~90%」なら【超優良】、「40~69%」なら【優良】、「20~39%」なら【普通】、「11~19%」【やや危険】、「10%以下」は【危険域】、「0%以下」は【債務超過】自己資本比率が高いということは、倒産の心配は低いということです。長期にわたってアフターケアーを受けることができるのは、施主にとっても安心だし、つぶれない企業はブランド価値も高まります。結果として、自己資本比率の高い企業が販売する住宅は、価値の高いものになり、坪単価が上がる傾向にあるのです。ただ、経営資金に余裕があるということは、利益のみにしばられない価格設定が出来るということにもなります。こういった理由から、大和ハウスの自己資本比率の高さは、価格設定をある程度、コントロールできる状態なので、坪単価も安定しているといえます。⇒目次に戻る”販促費(宣伝広告費等)”の坪単価への影響販促費(宣伝広告費等)に費用をかけすぎると、住宅品質以外のところにコストがかかっていることになり、住宅費用にも上のせされて、坪単価も必要以上に上がるんです。私たちにとっては、住宅品質の向上のためのお金は払っても、ハウスメーカー都合のムダな経費の部分までは払いたくないものですね。大和ハウスのCMはよく目にするところであり、有名な俳優を使っていたりと売上に対して販促費(宣伝広告費等)にかなりお金をかけていると思われるでしょう。でも実際は、大手ハウスメーカー11社中、売上高に対する販促費(宣伝広告費等)の比率はもっとも低い11.38%。まぁ、ある程度は販促費に費用をかけているんですが、売上高が大きいので、結果的に販促費等売上高比率が低くなっているのでしょう。販促費は、住宅品質につながらない費用だけに、販促費等売上高比率が低い点は好感が持てますね。【販促費】「宣伝広告費」は商品の販売に関連して発生した費用のことTVCMなどの広告費やチラシ印刷代、住宅展示場出展費用など「一般管理費」は会社の収益を得るために使われる経費のこと従業員の給与・ボーナス、旅費交通費、水道光熱費、地代家賃など大和ハウスはすでに十分、知名度やブランド力もあるので、必要以上に販促費等に費用を使わなくても良いのかもしれませんが、少なくとも販促費にお金をかけすぎて坪単価が上がっている状態ではなさそうです。ハウスメーカー名販促費等売上高比率積水化学(セキスイハイム)24.90%三井ホーム21.10%パナソニックホームズ20.68%ミサワホームズ19.89%ヤマダホームズ19.87%ヘーベルハウス18.59%サンヨーホームズ17.46%トヨタホーム17.26%住友林業16.91%積水ハウス11.72%大和ハウス11.38%項目1項目2)★ -->※決算公告等より※一条工務店は非公表⇒目次に戻る”研究開発費”の坪単価への影響研究開発費にまったくお金をかけていないのも、未来への投資がされてないので不安ですが、かけ過ぎているのも住宅費用に上のせされて坪単価がはね上がります。ようするにバランスが大事なのですが、大和ハウスはどうなのでしょうか?次の表を見てみましょう。ハウスメーカー名研究開発費売上高比率(2020年度)一条工務店3.39%積水化学(セキスイハイム)3.32%ヘーベルハウス0.86%ミサワホーム0.84%パナソニックホームズ0.50%ヤマダホームズ0.48%積水ハウス0.39%大和ハウス0.24%サンヨーホームズ0.17%住友林業0.15%三井ホーム0.14%トヨタホーム0.00%項目1項目2)★ -->※経営事項審査等よりこの表でも、大和ハウスは大手ハウスメーカー12社中、真ん中あたりよりもちょっと下。売上高に対して研究開発費の使い方は、とてもバランスが良いことがうかがえます。ムリのない研究開発費の使い方は、住宅性能をアップさせ続けているということで、私たちにとっても安心ですし、売上高に対して低い水準を保っている研究開発費は、必要以上に坪単価をあげる要因とならない点からも好印象ですね。⇒目次に戻る”従業員(営業マン等)平均年収”の坪単価への影響ハウスメーカー名平均年収(a)従業員数(b)従業員給与等総額(a×b)給与等売上総利益比率住友林業870万円(42.6歳)5,034人437億9580万円17.02%積水化学(セキスイハイム)869万円(43歳)2,745人238億5405万円7.22%大和ハウス868万円(39.1歳)16,417人1424億9956万円17.23%一条工務店845万円(40.8歳)5,600人473億2000万円60.28%積水ハウス792万円(43歳)15,071人1193億6232万円25.20%ヘーベルハウス750万円(41.5歳)4,700人352億5,000万円33.47%パナソニックホームズ746万円(43.6歳)3,620人270億520万円59.70%ミサワホーム710万円(44歳)2,605人184億9550万円55.48%三井ホーム646万円(40歳)2,059人133億114万円41.99%サンヨーホームズ573万円(43歳)450人25億7850万円25.46%トヨタホーム466万円(34.9歳)793人36億9538万円25.89%ヤマダホームズ455万円(43.5歳)1,056人48億480万円33.42%項目1項目2項目3)★ -->※Yahoo!ファイナンス・有価証券報告書等より従業員への給与が、売上総利益(=粗利)に占める割合、つまり粗利からどれだけ従業員の給与にまわしているかが、「給与等売上総利益比率」。粗利に対して従業員の給与比率を高い状態で保とうと思うと、ハウスメーカー側も坪単価を高めて住宅を販売しなければ成り立ちません。また、従業員の給与が低すぎると、値引きにも応じてもらえない傾向があり、坪単価もあがる傾向にあります。営業マンの立場から考えても、必要以上に値引きしてしまうと利益が低くなり、成績にも影響するので低い給与が余計に低くなってしまうかもしれません。大和ハウスはというと粗利に占める従業員の給与はたったの17.23%。しかも、大手ハウスメーカー12社中でも従業員の給与は上位3番目に位置しているという優秀さ。会社としても財務上、まったくムリのない従業員への給与配分なのに、平均年収も高いので、坪単価も安定させることができます。このことから、大和ハウスは、従業員(営業マン等)の平均年収が特別、坪単価に影響を与えていないことが分かります。【参考】 「給与等売上総利益比率」の求め方「従業員給与等総額」÷「売上総利益」×100=「給与等売上総利益比率」※「従業員給与等総額」⇒従業員(営業マンなど)の給与やボーナスの総額と考えています。「従業員の平均年収」×「従業員数」=「従業員給与等総額」※売上総利益⇒「売上高」から「売上原価」を引いたもの。(大和ハウスの利益分)⇒目次に戻る大和ハウスのデータ分析から分かった結論以上、これらの結果をふまえて分かることは下記のとおり。・企業の母体が大きく、利益のみに偏らない販売戦略を取れる。・粗利は適正な範囲内で、値引き率も高すぎず安すぎずで平均的。・価格設定をある程度、コントロールできる経営状態なので、坪単価も安定。・知名度やブランド力はすでにあるので、販促費にあまり費用をかける必要はなく、坪単価への影響は少ない。・売上高に対して研究開発費の使い方は、とてもバランスが良く、坪単価も安定させることが出来ている。・経営の財務上、ムリのない従業員への給与配分なのに、平均年収も高い。大手ハウスメーカーの中でも、知名度、ブランド力が高いにもかかわらず、坪単価は高すぎず安すぎずで安定した設定になっています。企業母体がおおきく、経営状態も良い、さらに研究開発にも意欲があり、従業員への給与の待遇の良さからモチベーションも高い。なのに坪単価の設定としては、高くはない。大和ハウスは、坪単価の適正さという点については、とても優秀な企業といえるでしょう。⇒鉄骨ハウスメーカーの坪単価TOPページ
Read More